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第二十八話 話し合いをしましょう 2

「レアリティと名称を一緒に言うな、スーパーレアのダークエルフ騎士!」


 わいわいがやがや、と口喧嘩を開始する二人。……おかしいな、この二人、ストーリー上は接点が無いはずなのだが。いや、もしかしたら接点が無いからこそ、こういう違った見方が見られるのかもしれないが。

 しかしマリアとルイスの口喧嘩を、このまま続けてもらっても困るのが本音である。実際のところ、今回の目的は口喧嘩をしに来たわけではないのは自明であるのだから。


「ほら、マリア。そんなことをしにここにやってきたわけではないでしょう?」


 言ったのは、間庭さんだった。

 まさに助け船、カルネアデスの板だ。……それは違うか。


「それに、あちらの人……佐藤くんも困っているし。あまり長々と居座るのはマズイのではないかしら。あなたの目的にも反するのではなくて?」


 それを聞いたマリアは漸く口喧嘩を止めて、先程と同じ姿勢をとった。


「……それもそうね。私の目的と、ここに来た理由を話すことにしましょうか」


 そう言って、マリアは机に置かれていたお茶を啜った。


「リアライズ世界とこの世界を繋げているのは、魔王が開いた『ゲート』よ。そのゲートを閉じればリアライズ世界がこの世界に齎している影響が無くなる。だけれど、このまま開き続ければ……、どういう影響になるか解ったものではありません」

「……ゲートを閉じるには、どうすればいい?」


 それに乗ったのはルイスだった。

 ルイスも真面目なトーンになって話を聞いている。これは非常に珍しいことだがこちらにとっては有り難いことだった。だって話を聞いてくれるんだろう? 真面目なトーンで、本気でいかにリアライズ世界に戻るかどうかを考えているのだろう? だったら万々歳だ。

 ルイスの言葉を聞いて、マリアはニヒルな笑みを浮かべた。


「……ほう、先程まで気の抜けた発言ばかりだったからリアライズ世界に戻りたくないのかと思っていたが、やはり魂は騎士の魂だったか。崇高な騎士の魂は流石といったところか」

「話の筋を逸らしている場合か? 結局、どうやってゲートを閉じればいい。やはり、魔王の抹殺か?」

「それもあるが、もう一つある」


 そう言って、人差し指を立てるマリア。


「リアライズマスターをもう二人集めるんだ。そうして合計四名にする。そのパーティには『勇者』が居ることが前提条件となる。そして魔王軍も準備を進めていることだろう。魔王軍も恐らく四名集めているはずだ」

「魔王軍もリアライズマスターを? どうして?」

「ゲートを開くも閉じるも、魔王の力がかかっている。しかしながら魔王の力はこの世界では十分に発揮できない。しかし、この世界とリアライズ世界を結ぶリアライズマスターの力があれば……それも可能に出来る、というわけだ」


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