話し合い
別れたくないと
思っていても
どうしてもたけに
聞きたかった。
どうして浮気したの?
そう攻めたら
たけは謝って
くれるのかな?
やっぱりあすかぢゃなきゃダメなんだっって
言ってくれるのかな?
私だけ好きだから
うまくいかないんだ。
ずるずる付き合っても
ダメなんだ
そう思えた私は
たけに連絡をとり
会う約束をした。
それから夜になり
たけがきてくれた
車の中で話した。
絶対泣かないで
全部受け止めよう。
何を言われても大丈夫
「勝手に携帯みちゃった。ごめんなさい。」
「あっうん。見てたの
知ってるよ。」
「えっ…。
浮気したよね?なんで?」
「わりい。真が差した。」
理由はそれだけだった。
それじゃあ
私も真が差したら
浮気していいの?
そう思ったけど
何も言えなかった。
もうあきれて
あまりに反省の色もなく
すらすらの話し始めた
たけにむかついた。
むかついて涙がでた。
泣かずにいようと思っていたのに。悔しさと怒りが混みあがって
おお泣きしてしまった。
「お前はどうしたい?別れたいの??」
そう聞かれた私は
泣きながら「わからない。」
と答えた。
「泣いてちゃわからない。でも俺と別れた方が正解だよ」
何それ、別れたいって
遠まわしにいってるの?
「たけはどう思ってるのか聞きたい」
たけがまだ私のことが好きなら…
「俺に決める権利はない」
何それっ好きって
言いたくないだけ?
「私は好きだよ
別れたくなんかない。」
自分が素直になればたけも教えてくれるかな
素直な気持ち。
「ばーか、別れたくねんなら最初から言えよ」
そう言って抱きしめてくれた。
泣いて泣いて泣きまくった。
「俺はあすかがいい。
浮気なんかしてごめんな。もうしないから」
嬉しくてその言葉を
信じた。