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 あなたは小説家から貰った登山ルートをもとに雪山を登っている。しかしあいにくの悪天候、猛吹雪があなたの体力を無尽蔵に奪う。まるでここから先には近づくなと言わんばかりに。あなたの体力が尽きるその寸前、薄ぼんやりとした灯りとカランカランと歓迎を告げる鐘の音が聞こえてくる。最後の力を振り絞ってその灯りを目指すと目的地の全容が見えてきた。それはあなたが以前調査した既視感のある館、そう悪霊の館そのものが立っている。異なるのは降り積もる雪、そしてひっそりと建っているチャペル(教会)。どうやら鐘の音はここからなっているようだ。館の入り口に立ちコンコンとドアをノックする。

 「誰かいませんかー?」...ですが、反応はありません。今度はガンガンと強めにノックをする。「すみませーん!誰かいませんかー!」ガチャ「おや、こんな吹雪にまさかお客様とは。どうぞ中へお入りください。そしたらぜひ、このタオルでお体をお拭きください。その間にわたくしの自己紹介の方をさせていただきます。私はこの『サンクチュアリの館』の執事をやらせていただいております。どうか他の皆様のように『天使さん』とお呼びください。」そう挨拶したのは、以前あなたと相まみえた「ウォルター・コービット」とよく似た相貌の老人であった。

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