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プロローグ カフェにて
ある日、あなたはとある小説家、「翔 切花」という女性に呼び出されてカフェにいます。
「忙しい中来てくれて、ありがとう!君に送ったメールはちゃんと読んでくれたかな?読んでもらった通り、君にお願いがあるんだ。ん?なんのことかって?もー!ちゃんとメールに書いたじゃん!ある館の調査のご依頼です!いやぁ、どうやらスランプになっちゃったみたいで...恥を忍んでのお願いなんだけど、君が得た調査の結果を私に提供してほしいんだ。小説家に登山は重荷でねぇ。しかも雪山、インドア派の私にゃ厳しいわけですよ。もちろん報酬はたくさん渡すし、登山道具の費用も私持ちでいいよ。いやいや~そんな嫌そうな顔しないでよ〜。私を助けるためだと思ってさ、だって君は前にもあの悪霊の家を調査した経験があるんだろぅ?そんな君の経歴を信頼してオファーしたんだからさっ、君ならきっと大ヒット間違いなしの特ダネを掴んで来ると睨んでるわけさ。そろそろ時間かな?それじゃあ、いってらっしゃい!」