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ポテト愛を語る  作者: 芋
8/12

其の七

やっぱりこれからおそらくきっとたぶん小説風にしていくかもしれないです。

めんどくさくなったときはもしかするとテキトーになってしまうかもしれないです。

ご了承ください。I love french fries.

「皆々様。本日もポテト日和、とてもいい天気ですね」


皆ポテト日和なんて言葉初めて聞いたであろう。私も初めて聞いた。

そういえば、芋って脳芋でポテトのことしか頭にない人間だと思われてそうだが、大丈夫なのだろうか。


「それはよろしくないですね、どうすればイメージを変えられるのでしょうか?」


よろしくないと自覚はしているんだな、良かった。

あと、お前と会話できるの当たり前みたいになってるけど、本来喋れないからな、普通。


と、いうわけで。本日は芋の意外な生態を......見せられるわけねぇだろうが。今まで散々変な生態見せてきたからもうあんまり無ぇんだよ!!元々見せる気なかったんだけどね!!!!

ふざけるなよ!!


『彼は前回に引き続いてツッコミをしているので疲れ切っています、生暖かい目で見守ってあげましょう。ちなみに彼は天使の声です。え?私ですか?フフ......本編に戻りましょう、ね?』


「あんた誰やねん」


〜Few moments later〜


「こんにちわ、人によってはこんばんわ、おはようございます。芋です」


いつもどおり、真っ暗な部屋の真ん中で一人喋りだす芋。

全ての時間帯の挨拶をいちいち言う必要はあったのか?

今回の本題へ入ろう。


このポテト人間には脳内にポテトしかないのではと思われるほどポテトのことしか言っていない。

いや待って、この小説(?)のタイトル「ポテト愛を語る」じゃないか。ならポテト人間だと思われていていいんじゃないのか?


「やだよ。勿論ポテトは恋人だけど、他のことも考えてるんだって」


こんなことも脳内にある、と言わんばかりに徐にナゲットを取り出す。

…ジャンクフードかよ。


「ナ、ナゲットだけじゃないぞ!!これもだ!!」


そしてまた徐にハンバーガーを取り出した。

どっから出してんだそれは…?

てか浮気じゃね?それ。


「・・・し」


なんと言ったかわからないほどの声の小ささで何かを言った。


「ポテトが一番だし」


浮気してる奴の典型的な言い訳の仕方だ。

食べ物の話してて浮気とかいう言葉初めて聞いた。


「イヤァァァァァァァァァッ!!」


のわぁぁぁっ!?

芋はいきなり大声を発して部屋の隅に隠れる。

スポットライトが当たっている部屋の真ん中には一匹の蜘蛛がいた。

30センチほどである。あまりにも大きい。


「太ももに乗ってた…太ももに乗ってたってッ!!」


何かピーキャー言いながら部屋の隅でうずくまっている。


『ティッシュで握って外に逃してあげれば良いのに』


鬼畜ッ!!虫が苦手な人間に言うことではないッ!!

そんな事芋がやるわけない。

芋は虫を見る分には特に何とも思わないが、体に触れた瞬間発狂するのだ。

薄情者だ。


「しばらく叫んだから落ち着いた」


さっきまでとは別人かのように落ち着き払っている。

意味不明だ。


「よしティッシュで包んで野生に還してあげよう!」


何故かにこにこしている。

情緒不安定だ。


「ふんふふんふふーん」


芋がティッシュで蜘蛛を包もうとしたその時。


「キシャァァァァッ!!!!」


「ギャァァァァァッ!!!!」


蜘蛛が鳴いた。

いや蜘蛛って鳴くの…?


「蜘蛛が鳴いたッ!蜘蛛が鳴いたッ!」


また大急ぎで部屋の隅に隠れた芋はぶるぶる震えながらしゃがみ込んでいた。


このままでは(らち)が明かない。

芋にはなんとしてでも蜘蛛を野生に還してもらわなければならない。

何故なら蜘蛛はこのまま部屋の真ん中に居座り続けるつもりのようだからだ。

芋よ、ここで勇気を出せ!!


「くっ……やるしか…ないのか…」


芋は震える足を必死に抑えながら、全身全霊を込めて立ち上がった。机の上にあるティッシュをくしゃくしゃにならないように震える手で丁寧に取り出し、蜘蛛の方へ向かう。

芋と蜘蛛の全身全霊で全力をかけた戦いが始まった…。


〜It`s been a very long time〜


「くっ、なかなかやるじゃねぇか、蜘蛛野郎」


「シャァァァ」


激しい攻防が続き、戦いは最終局面に入った。

不思議と芋の蜘蛛に対する恐怖心は薄れていた。

蜘蛛は鳴いて威嚇するが、その鳴き声に慣れた芋に威嚇はもう効かない。

今の芋に恐怖心は無かった。

ただ強い敵と戦った快感があった。

そして勝利を手にする事でその快感は一層増す。

戦いが終わろうとしていた。


「ふん。今まで戦ってくれて、ありがとうな」


「シャァッ!!キシャァッ!!」


まだ負けてないと言わんばかりに蜘蛛は叫ぶが、芋はとどめを刺そうとティッシュを突き出した。

突き出したティッシュは蜘蛛の体をがっしりと掴んだ。

芋は殺さないように力を込める。


「シャッ!シャシャッ!シャァ……」


次第と蜘蛛の元気がなくなっていく。


芋の完全勝利だ。


「また会おうぜ、蜘蛛野郎」


芋は窓を開け、包んだ蜘蛛を持っていく。


「ハァァァァッッ!!終わりだァァァッ!!!!」


芋は窓から蜘蛛を落とした。


「シャァァァッ!!」


包まれたティッシュと共に蜘蛛が窓から落ちていく。

芋は静かに窓を閉め、押し黙っていた。

そして、しばらく押し黙った後、楽しさの余韻を噛みしめるようにして言った。


「良い…戦いだったッ……」


顔を上げたその目からは、一粒の涙が流れていた。





何やこれ。

『何やこれ』

蜘蛛って鳴くのでしょうか?

鳴かないみたいですね。ですがこの世界は私達の住んでる世界とは違ってめちゃくちゃファンタジーの世界なのでこんなの日常茶飯事なのです。

普通にクラゲみたいな異種族もいますし、異様にデカい食人植物もあれば、突然変異で音速で動くようになったナマケモノなんかもいます。

勿論そんな中で生き残るためにも、人間の中に能力を持った人が生まれることもあります。

文化などはあまり私達の世界と変わらないようです。

餡パンでできたヒーローもいますし、マ○ドもあります。

簡単にまとめると、私達の世界にファンタジー要素が加わったような感じですね。

そんな世界があれば良いもんですね。

さようなら。

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