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3 ぎゅうちゃん






モンダモンという株を急速発育させて、ギンネムの壁に門を出現させた夏田古文時


ぎゅうちゃんに乗って門から

町に入ったSNSスーパーナチュラルサラリーマン夏田古文時


町のなかは地獄であった

ギンネムの種が人々を襲っている


人より大きな種、蜥蜴のような種

長い尻尾で人に巻き付きがぶりと噛みつく大きな種


だが、トカゲに似てるのにギンネムの種であることは、すぐにわかる


薄い緑色の楕円形の胴体が、ギンネムの種を巨大にした物なのだ


タネトカゲは、逃げ惑う町の人々に襲いかかっている


逃げずに、サトウキビの収穫時に使う鎌で応戦している一団がいる


「南の島には、鎌を使う自警団、ハルサー団がいると噂にきいてました、あれが

ハルサー団ですか?」


すると


ウンモ~モ~


鎌を二本、鎌と鎌を鎖で繋いである


鎖鎌はこの島にルーツがあるのだ


鎖鎌を使い、タネトカゲ相手に

なんとかハルサー団は善戦している


だが、一般町民を守る余裕がハルサー団にはない


と思ってたら、1人だけ見事なスピードでタネトカゲの群れに果敢に飛び込んで、斬り倒して前進して、町の人々の前にたどり着いた者がいる


かなり丸い体の男であるが、動きは物凄く早い


ハルサー団の丸い男はすばしっこい


タネトカゲの尻尾を鎖鎌で

スパッと切る、しかし、すぐにタネトカゲには新しい尻尾が生える


タネトカゲを胴体からスパッと切る、切り離された胴体はすぐにくっつく


結局、鎌だけでタネトカゲをやっつけることはできないようだ



ストプトの株に念を込めて、丸い男の鎌の柄に投げつけた


夏田古文時が投げたストプトの株が鎌の柄に巻き付いた


「ハルサー団の丸いひと、これでタネトカゲは

再生しません」


「にへ~で~びる、わんの名前は

ムンフリやっさ」


ハルサー団のムンフリはストプトの鎖鎌で次々とタネトカゲを倒してゆく


ストプトの株をハルサー団すべての鎌に作用させた夏田古文時である


ハルサー団は、まるでサトウキビの葉っぱを処理するように、タネトカゲを次々と撃破


夏田古文時はあの美人さんを

探して町中をぎゅうちゃんの背に揺られ駆け回っている


町には一軒だけ映画館がある


そこから悲鳴が聞こえてきたのである


「ぎゅうちゃん!あの映画館に!

急いでください」






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