呼び出しと仕事 3
名前だけ登場の朝烏元帥
陸軍司令部から指定されて、ニキータと共に麦原元帥のオフィスに来ていた。
この人のことは良く知っている。この国で一番大きな会社の社長をやっている人だ。
たしか、おいしそうな名前がついていたんだけれども、なんだったっけ?
「結論だけ言おう。今回の派兵に、君たちを参加させることになった」
「ほ、本当ですか!やったぁ!」
「ごほん、話は終わっていないぞ。ニーナ上等屯田兵」
「あ、はい!」
「難しいことは彼に伝えておくとして、君には先ず罰を受けてもらう」
「へ?え?え?ど、どういうことですか!?私何か、悪い事しまし……しました。ごめんなさい……」
そう、給料泥棒に手を貸すというアホなことをしてしまったんだった。
「ヘクトマイヤー君も呆れていたよ。それは、君の保護者君もだろうけれども」
「う……」
「とりあえず、半年間の減給程度にしておこうと、言いたいがそれだと困るだろう。なので、君には空軍海兵隊の教育課程を半年間受けてもらう」
「空軍の……ですか?」
私が首をかしげると、ニキータが猛反発した。だが、麦原元帥は聞く耳を持たずに続けた。
「ニーナ、君は今まで宇宙に出たことがないだろう。だからこそ、空軍にて学ばなければならない。本来なら、一般課程でもよかったのだが、それでは罰にはならない。空軍海兵隊は言わばエリート集団だ。君のような屯田兵程度の者が行ってもいいところではない。それを十分に承知しておくように」
「え?そうなのですか?うちの婿殿がそこにいるのですが……」
「婿殿?」
「はい、娘婿です」
「私は、その婿殿が可哀想だと心の底から思うよ」
私以外の人達が、みんな同じような顔をしている。味方のはずのニキータもおんなじ顔をしている……。
やめて!私をそんな顔で見ないで!
「はぁ~。話はここまでだ。参謀長」
「はい」
「朝烏元帥に伝言を頼むよ。たぶんないだろうが、グラィツラーだけは補佐につけないようにともね……」
「了解です。後ほどお持ちしますので、判子をお願いします」
秘書さんだと思った人が参謀長だったよ。いくら、おバカな私だって参謀の人は怖いんだよ。この間も、げんこつを食らったばかりだしね……。
ナゼナニ☆レキシントン!
Q.そう言えば、ニーナの喋り方がオタクっぽいのはなぜか。
A.レキシントンにマスコミなどの情報提供団体が殆ど存在しないことが原因。
国営放送しかないんです。
隣国がア〇リカとパ〇マと言う仮想敵国であり、当時国交があったのも日本だけだったため、そう言ったアニメ・ゲームなどのコンテンツが主婦層を中心に流入。結果、不老長寿の国であるレキシントンは、一般人(屯田兵)をおいそれと外国へ出せないほどに日本カブレになってしまったのである。
Q.ヘクトマイヤー大佐はどうなったのか。
A.次の日、ギプスをして出勤しています。
なお、全治4日程度の軽症でした。