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奇妙な旅行記  作者: 雨野地 ハルオ
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出発

今、旅にでよう。不意にそう思った。さっそく荷物をまとめて家を飛び出した。少しの荷物を持って。行先は当然ながら決めていない。違う場所に行ってみたいという気持ちが自分を動かした。それに信じがたい話ではあるが、最近たまたま購入した宝くじが当たったこともあり、旅のお金について気にする必要がないのだ。さしあたって心配することは少ない。


時計をみる。午前10時。旅を思い立ってからまだ15分経っていないぞ。さあ、出発だ。近くの銀行でお金をおろし、そのお金でコンビニでおにぎりを買い、公園のベンチで食べる。ああ、天気も良いし、とてもわくわくする気分だ。とりあえず駅に向かおうか、そうだな。海がある方に行こうかな。そう決め、歩き出した。


駅はなかなか混雑していた。「まもなく5番線に特急山城行が到着します。」というアナウンスが聞こえる。あれだ!胸が高まる。早歩きで5番線に向かうと、ちょうど電車がホームに到着していた。ブルーの列車だ。無事に乗車し、空いている席に座った。海のある山城駅には1時間ぐらいで到着するだろう。列車は出発し、車窓から住み慣れた街が離れて行く。だんだんと緑が増えて景色が変わってくる。

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