第1話「加入」
都内某所、VERTEX racingの事務所前。
「ここがメールに書いてあった住所だけど…ただのビル?」
フロアごとの看板を見ていくと、3階に「VERTEX Corporation」というものが。
エレベーターに乗り、3階に向かう。
ドアが開くと、男性が待っていた。
「やぁ、君が松下大輝くんかい?」
「はい、松下です。よろしくお願いします。」
「ようこそ、VERTEX racingへ!早速、話をしようか。」
代表室に案内される。
中に入るとトロフィーや、マシンのカウル、写真などが飾られていた。
「早速だが、自己紹介がまだだったね。私の名前は斉藤康雄だ。このチームについて紹介していこうか。」
「VERTEX racingはトップチームの一角を争うチームだ。エンジンはトヨタのものを使用している。もともとはチャンピオンチームだったが、ここ数年はチャンピオンからは遠ざかっている。」
「チャンピオン…そんなチームに招いてくださりありがとうございます。」
「しばらくは遠のいてるけどね。ぜひ、君と契約を結びたい。いい返事を待っているよ。」
「わかりました。予算が決まり次第連絡いたします。」
「では、失礼します。」
挨拶をし、事務所を後にする。
DreamRacing projectの事務所へと向かい、スポンサーとの予算などの話し合いを始めた。
案外スポンサーとの話もスムーズに進み、予算も決まった。後はこれを向こうのチームに持っていくだけだ。
1週間後。
「このくらいの予算でお願いしたいのですが。」
代表は書類を少し眺めた後、書類を置き、
「これくらいなら大丈夫そうだね。ようこそ、VERTEX racingへ!」
代表と固く握手した。
晴れてVERTEX racingのドライバーになることができた。
「じゃあ、来月鈴鹿サーキットで公式テストがあるからよろしくね。」
「わかりました。レーシングスーツとかは?」
「あ、スーツはこっちで用意しておくよ。だから松下くんはヘルメットとグローブ、シューズだけ持ってくればいいよ。」
「わかりました。また鈴鹿で。」
事務所を出て、エレベーターを待つ。
こっそりガッツポーズをする。
「よっしゃ。」
鈴鹿サーキットでのテストでは久しぶりにSF23に乗ることができる。




