表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/47

研究所と保護動物たち(+パティの事情)

「レオ!今日は書類仕事が少ないから、こっちを手伝うわね」

「マジか……。アンタ体力ねぇんだから無理すんなよ?」

「ふふーん。可愛いあのコ達のためなら頑張れるのです。ムン。」

「……力こぶ1ミリもねぇよ」

「えっ!?」

「力こぶっつーのはこう!」


俺は半袖をまくり上げ、我ながら逞しい力こぶを披露した。どーだ、スゲェだろ?コッチ来てから益々力ついて絶好調だぜ?フフン。

自慢気にパティに見せつけたら惚れてくれっかな?って、チラっとパティを見た。


「ま、負けた……。あると思うんだけどな、力こぶ。触ってみて?」

「は?え、触っ……」

「早く」

「〜っ!!」

「ね?あるでしょ力こぶ」

「〜〜っ!?や、柔けぇ……」


か、顔が熱い。い、いやそれよりパティの二の腕の柔らかさ……。つきたての餅?ちょっとこの感触、忘れられねぇぜ!パティの二の腕を掴んだ右手を左手で掴み、高く掲げて脳内で感触を再現した。


「何その反応……。まぁいいや。お世話始めよう。レオは、分担派?協力派?」

「お、俺は……ど、どっちでもイイケドヨ……」

「レオ、顔が赤いよ?体調悪いなら今日は私1人でやるよ?」

「バッ!いやいや、パティ1人にこんな力仕事やらせられねぇよ!?」

「ふふ。そっか。じゃあ一緒にやろうか」


パティは俺ににっこり笑うと、魔獣達が待つ厩舎へとむかった。やる気満々のパティは珍しくポニーテールにズボンスタイルで、惚れてるって気付いちまったオレは、目が吸い寄せられる。揺れる髪。早歩きで歩く凛とした姿勢。ぷりぷりと動くケツ……。

イヤイヤ、待て待て俺!パティをエロい目で見るんじゃねぇ!はぁ……。


1週間ちょい前までは喧嘩バカで札付きのヤンキーだった俺。なんでこんな丸くなっちまったのか。何度も言うけどよ、アッチでの俺は俺自身にも怒りがあって暴れてた。

でも正直、今の丸い自分が嫌いじゃねぇんだよ、これがまた。そんなふうに思わせるのも、全部全部、あそこを歩ってくヒトのせい。俺に明るい世界をくれた、パティの……。

ポーっと後ろ姿を眺めてたら、パティはくるりと振り返って、大きく手を振って微笑んだ。


「なにしてるのー?置いてくよ」


って。はぁ、たまらん。ニヤける。


「じゃあ、グラちゃんが1番新参なん?」

「そう。グラシャン。彼は、大きな体を持つ半牛半馬なの。

前足を2本とも骨折している所を見つけてね。無理に歩かせることなく、ココに連れてくる事が出来て本当に良かった。

馬が骨折すると、最終的に内臓が腐り、死んでしまうのよ。馬なんかよりももっと大きな体をもつグラシャンの、骨折による二次被害はもっとひどいかもしれないって発見した時は恐ろしかったわ。」

「ふーん。グラちゃん、パティに拾われてよかったな」


2人でグラちゃんの寝床を作りながら、パティが珍しく喋る喋る。好きなモノは語るって本当なんだな。いつもは俺の聞き役をしてくれるパティが一生懸命喋ってるのが可愛くてさ。他人の話を聞くのも面白ぇもんだって初めて知った。

バーちゃんの話はさ、タメになるけどこんな雑談みたいな話ってしなかったし。


実は、パティが話してくれてる内容は、グラちゃん本人から聞いて知ってた。知ってる内容なのに、『それ知ってる。だから何?』ってならねぇんだよ。不思議。そんな事考えてたら、あっという間にグラちゃんの世話が終わった。


「よし、次はヘビモスの厩舎に行こうか」

「おう。」


魔獣同士っつーのはさ、一応ナワバリみたいなもんがあって、本来は干渉しない程度の距離でテリトリーがあるらしい。

とはいえパティが働いてる『王立研究所』とやらは、広いっつっても丘1つ分で、魔獣1頭につき、1厩舎建てることで誤魔化してるらしい。パティはその事気にしてたけど、アイツら言ってたぜ?『怪我してるしそんな広い場所いらん。命を助けて貰っただけでもありがたい』って。


「さて、次はヘビモスだね!彼は獣身10m、尻尾まで入れたら12mの巨大なカバのような魔獣だわ。老体の上に、虫歯だらけで、すっかり衰弱していた所を保護したの。これでも神聖な生き物とも、悪魔とも言われているけど、仲良くなった今では人畜無害なおじいちゃんよ」

「あぁ、ジーさんだからすり潰した餌好むのか」

「そうなのよ!そもそも歯ももう無いし。レオは最初から知ってたみたいね?」

「まぁな」


俺はモスちゃんの顔を撫でた。モスちゃんも嬉しそうにスリスリしてくる。


「もー。レオばっかりずるい」

「何がだよ」

「そんなに触れ合ってズルい。ヘビモスだって、警戒心強くてなかなか触らせて貰えないんだからね」

「そーかよ」


……逆に、アンタがモスちゃんスリスリしたら、『モスちゃんズルい!』って俺が言いそう……。


「どうしたの?レオ。次行こう?」

「あ、あぁ。」


無意識って凄いな。いつの間にか終わらせてたお世話。モスちゃんに『またな』って挨拶をした。


「次は妖精ね。羽が1枚とれてしまったの。彼は『もう空を飛べない』と泣いているのを見つけた。人の祈りの力で回復出来るからと、時々教会にこっそり連れて行っているの。」

「……俺はパティとまだ教会行ったことねぇ……」

「麓の町には教会ないものね。ちょっと遠いけど、次はレオも一緒に行く?」

「……おぅ!」


教会っつったら、十字架とステンドグラス。あと結婚式……。まぁ俺には無縁か。俺を呼ぶ知り合いも居ねぇし。

とはいえ、ステンドグラスの前で膝をついて祈るパティは、絶対綺麗だろうな。シスターコスするパティを妄想した。萌える。


「?レオ?」

「あ、いや。そだ、教会ってカミサマいるんだろ?こっちの世界じゃどんなカミサマ崇めてるんだ?」

「カミサマ?ご先祖さまかな。墓地の管理地みたいなものよ」

「ふーん。じゃあ墓苑か。ジーちゃんの墓参り、よく行ったなぁ」

「ふふ。そうなんだね。じゃあ、レオはコッチの世界のカミサマ?とも仲良くやっていけるね」

「俺は、神も仏も信じてねぇよ」

「そうなの?じゃあ、教会に行ったら何に祈るの?」

「特に思いつかねぇけどよ。そうだな。多分祈ってるパティを眺めてるわ」

「えっ。何か意味あるの、それ」

「ちっ。……俺には大ありなんだよ」

「ふーん?」

「あー、じゃあパティは何を祈るんだよ?」

「私?私はいつもこの国の平和と、魔獣達が放生出来るように早く怪我が治りますように、とかかな」

「パティらしいな」

「そうかな。あ、次はレオの事も祈るよ」

「俺の事?」

「ええ。よし、ここも終わったね。次行こう」



「じゃーん!私の1番長い友達なの、グリフォンは!」


グリちゃんを撫でながら、嬉しそうに語り始めるパティ。はしゃいじゃって可愛いな。


「雛鳥の時に道端に落ちていてね、彼との付き合いはもう20年近くになるかな。子供の頃から育て上げたおかげで、すっかり私に懐いてるの。時々獲物を狩ってはお裾分けをしてくれるし。大きな体をかがめて、スリスリって頭を寄せて、とっても可愛いのよ!レオが来る前までは、背中に乗って空を飛ぶのは私だけの特権だったのに。」


って、パティは口を尖らせた。


「おい。箒の柄でつついてくんのヤメロ」

「笑わないでよ。ホント、ヤキモチヤキモチ」

「20年前からの仲とか、俺が生まれる何年前だよ。仲良しだっつーなら堂々としてろ」

「そうなんだけどね……。あれだけ苦労してやっと仲良くなれたのを思うと、ヤキモチ通り越して嫉妬よ、嫉妬」


ジトッとした目で俺を睨むパティ。控え目に言って可愛い。なんでそんな表情でも可愛いの。他の女がそんな目で睨んできたら、普通にやり返すぜ?本来。なのになんでアンタは俺をときめかすの。惚れた弱味だからか?アバターもエクボ?

てか、普段は歳上歳上言うくせに、歳上の威厳どこに置いてきたの。赤面隠すのも、ニヤけるのを我慢するのも大変なんだからやめてくれよその可愛い仕草!


「はぁ……」

「ちょっとレオ。どうしてため息つくの?」

「うっせ。察しろ」

「またそれー……」


って、困った顔するパティ。あーーー可愛い。惚れさせといて、どんだけキュンキュンさせるんだよ、アンタ。


「それにしてもね、レオが無理矢理仕事してるわけじゃないって分かって安心した。」

「俺?」

「うん。ほら、無理に連れてきて、休みもなくこんなに沢山働いてくれてるから」

「俺が嫌々働いてると思った?」

「んーん。レオは楽しく体を動かしてくれてるのは見てて分かるんだけど、前例があるからね……」


寂しそうに微笑むパティは、今度は俺の庇護欲を煽る。抱きしめて支えてやりたくなる。上手いよな俺を煽るの。でもってコレを計算とかじゃなく、天然でヤラレテルんだから、俺は太刀打ちできねぇよ。しかも、俺の心配までしてくれてるワケだ。クソ。悔しいくらい嬉しい。


「パティは楽しくてやってるんだろ?」

「うん、そうだね。やりがいがあるし」

「なら、俺だってやりがいあるよ」

「そっか。嬉しい!ねぇ聞いて」

「おうよ。いくらでも聞いちゃる」

「あのね、その他にも普通の生き物や小さな精霊などを一時的に預かったり、完治させたりするでしょ?で、自然に帰してるの。

 放生するその瞬間は、切ないけど、なんとも言えない達成感を感じるのよ。だから私は、この仕事にとても責任とやり甲斐を感じているの。

 知らない彼らのことを、もった深く知りたい。仲良くなりたい。明日はどんなことをしようかと、毎日毎日ワクワクの日々なのよ!」

「ふは!メッチャ語るやん。俺も放生させてみてぇな」

「うん。そのためにも早く元気にしてあげなきゃね」

「おぅ」

「さ、お世話終わったし、ご飯でも作ろっか」


そう言うと、パティは研究所兼家の建物の方に歩き出したから、俺は慌てて駆け出した。

2人で並んで、他愛もない会話をする。それだけで俺は本当に幸せだ。

パティには教えてやらないけどさ、パティに拾われてこうやってお世話されてる皆が、俺と同じ気持ちなんだぜ。俺もヤキモチ妬いちゃうから、教えてやらないけど。(大事な事だから2度言った)



「しかしさ、魔獣てどこに住んでるの?こんなにポンポン拾うものなのか?」


取手のないフライパンみたいな鍋を火にかけながら、俺は肉を焼く準備をした。


「だいたい山とか、湖とか、ひとけの無い所にすんでるかな」

「へー。そんなとこまで探しに行くの?」

「私が発見するわけじゃないの。偶然発見されて、通報があるのよ」

「通報?」

「怪我した魔獣が見つかると、その地域の護衛兵に通報がいって、領主へと報告。それから私へと連絡がくる仕組みなの」

「へー。さすが『王立』。つか、そこから運ぶの大変じゃねぇ?」

「そうね。大変よ。怪我している魔獣は凶暴だし、暴れなるから一時的に眠ってもらうの。時に眠り薬で、時に魔法で。

そして、大きな大きな専用の荷台を用意し、ここまで運ぶのよ。」

「え、誰が?!」

「もちろん、発見地の領主よ。魔獣の怒りを買うと怖いからね。この研究所に運び込むまでは、他領の領主たちは協力的なの。半ば押し付ける形で運び込んでくるわ」

「酷くね?それ」

「みようによってはね。でも私は、彼らが討伐されてしまうよりもよっぽど良いと思う」

「あー、パティらしいわ」

「そう?」

「ハクアイシュギシャめ」

「そんな大層なものじゃないわよ」


俺が肉を焼いてるあいだに、パティは温野菜→ゆで汁でスープ→パンを切るって流れるように作業した。


「さ、出来た出来た。食べよう」

「んー。今日も美味そうな匂いだ!」

「ふふ。よかったね。レオお肉大好きだもんね」

「おぅ!こんな塊肉食えるのスゲェよ。けど、今日俺が食べたいのは、野菜とスープだけどな!」

「?」

「パティの顔見ながら、パティの手作り料理食えるの。やっぱコレが1番嬉しーの」

「またそういうことを言う……」

「しょうがねぇじゃん。ホントのコトなんだから」

「はいはい。それじゃいただきます」

「いただきます!」


パティが作る飯って凄いんだぜ。胃に入るとさ、そっからポカポカって暖かくなってフワ〜ってすんだ。その上ウマイ。ゆーことなし!

めっちゃ口に詰め込んで、もぐもぐしてっと、パティはニコニコ俺をみてる。この優しい空気も好き……とか、俺乙女か!


「あっ。そうだ!レオ、私地図用意しといたんだ。食べながら見る?」

「んー。今はパティの顔見てたいんだけど……」

「私の顔見てても面白くないでしょ。探さなきゃ、にほん」

「あー……。今更じゃね?」

「何を言ってるの。帰りたいんだよね?」

「……」


今って俺、家出人扱いなのかな。パティは俺を心配してくれてんだろうけど、それは嬉しいんだけど、パティは俺が居なくなっても平気なのかな。離れたくないのは、俺だけなのかな。不安がよぎる。


「ごめんね、帰れなくて辛いよね。これ大切な事だからちゃんと探そう」

「……ん」


そう言うと、パティは机の半分を空けて地図を広げた。


「一応、コレが私たちの世界の地図。南側が海に面したこの国が、我が国マクスウェル王国の領土よ」

「へぇー。海があるのか!」

「そう。そしてね、地図で言うとこの左上、この国の僻地が、今私たちがいる所」

「海遠っ!」

「レオは海好きなのね」

「うん」

「そして、私たちの住んでるこの左上、北西国との国境がココ。この国とはちょっと親交が薄いの」

「こんなに近い場所なのに?」

「うん。残念だけどね。この国は狩猟に頼る戦闘民族で、話し合いより決闘を!ってお国柄なの。だから我が国とはソリが合わないことが多いのよ」

「ふーん。マクスウェル王国は平和主義なんだな」

「まぁ、裕福だからね。うちの国。あとは、北西国の他に二国接してるのよ。北国と、東国」

「名前分かりやすくて助かる」

「え?そう?北側に接する国は内陸国だから、塩や他の物資などの交易が盛んで、東の国と同じく非常に友好的な関係を結んでるの。私も留学経験があるけど、色々な特産物や歌に踊りなどの文化が盛んな良い国だったわ」

「へー。俺も行ってみてぇな」

「うん。いつか行こう」

「約束な」

「うん。約束。それから、東側の隣国とは、血縁関係を結ぶほどの親交国で、現王妃と前王妃の2人ともそちらの王女よ」

「婚姻って、せーりゃくけっこんみたいなやつ?」

「まさにソレ」


パティは悲しそうに笑った。


「私の母は東国の人なの。昔はよく東国の話を教えてくれたものだわ」

「いいな、そういうの。今はどこに?」

「私が5歳の時に他界されたわ」

「……っ!ごめん」

「謝ることじゃないから大丈夫」

「……」

「あぁ、そんな顔しないで?あまりに昔のこと過ぎて、私はもう全然大丈夫だから、ね?」

「……ん」


パティって優しいよな。辛いのは自分のはずなのに、俺を気遣って頭ナデナデするんだぜ。前の俺なら、リーゼント触るなっ!て殴りかかってた。でも今はリーゼントやめたし、パティの手が気持ちよくて、触られるのも……好き。(2度目の乙女発動だぜ)


「隣国は分かったけど……。やっぱこの地図だと、俺の知ってる日本っぽい形した島国はねぇなぁ」

「やっぱり見つからないかぁ」

「見つかんないなら仕方ねぇよ」

「……力不足でごめんね。もう少し探してみるからね」

「……」

「……」


俺のために、なんかしてくれるのは嬉しい。けど、俺はもう帰れなくていいと思ってる。むしろ、もう帰りたくねぇ。ココに居たいんだよ。

そんな事言ったら、追い出されるかもしれないと、ふと頭をよぎって言い出せなかった。俺こそ、そんな顔させてごめんな、パティ。


「パティはさ、いつからこの研究所にいるの?」

「私?15歳の時からだから、10年前からかな」

「えっ!それじゃ、俺と同い年の時から研究所で働いてんの?」

「そう言われるとそうね」

「うわ、なんだそれ、スゲェな。誰かの紹介とか?」

「ううん、家に居づらくてね。建てちゃった」

「は?」

「母が亡くなってすぐに父は再婚してね。跡取りが出来てからは私の居場所がなくて、出てきちゃったの」

「え、どゆこと?」

「そゆこと」

「いやわからん」

「だから、住み込みで10年研究所の所長をしてるのよ」

「はぁ?!なろうと思ってなれるもんなの?個人所有じゃなくて、王立なんだろ?ココ」

「そうね。そう言われると、そうね」

「えー、どゆこと。わからん」

「ふふ。分からなくていいわ」

「またそーやって余裕ぶってズリーの」

「ん。コレでおあいこね」


って、パティが笑うから、俺はごめんも不安も吹き飛んで、パティと笑いあった。

今日もうまい飯食えたし、幸せだぜ、俺。


「それじゃさ、俺皿洗っとくからパティ風呂入ってこいよ。今日は力仕事頑張ったから疲れただろ?」

「えっ、そうだけど」

「俺は手伝ってもらって助かったからさ。余力がまだあんの。」

「ん。じゃあ遠慮なく。ありがとう、レオ」


そういうと、パティは風呂へむかった。パティの後ろ姿を見送って、俺はしゃがみこんでデッカイため息をついた。

今日、俺何回『可愛い』って思ったかな(正解は8回だ)

体力ねぇ癖に頑張るヒト。揺れるポニーテール。柔らかい腕。こんな俺を気にかけてくれる優しい女。うまい飯。あの微笑み。

(パティ、俺やっぱりアンタが好きだ。惚れてるって自覚してから好きがとどまらねぇよ)

って頭抱え込んだ。ホント恩人になんつー感情抱いてんの俺。しかも、同じ屋根の下に住んでる相手を。俺を危険とも思わず信じてくれてるヒトなのに。

せめてプラトニックで。頑張れ俺の理性。って、自信ねーよ。はぁ、好き。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ