プロローグ:盗賊伝説のはじまり
「喰らえ、刀狩り!」
俺は賊どもの懐に飛び込み、奴らの武装を一気に解除する。
固く握られた指をほどき、剣を奪い、斧を奪い、ナイフを奪う。
どがっ、どがしゃっ。
「「「「「ななななな……!?」」」」」
足元に回収した武器を投げ出すと、男たちは動揺の声をあげる。
数秒間で形勢は一気に逆転。
ざまぁみろってんだ!
「なんなんだ、お前!? なんでお前の腕は光ってるんだよ!?」
「お前なんか、最弱の雑魚だったくせに!」
人相の悪い男たちは口々に叫ぶ。
確かに腕の前腕部分だけ光っている。だが、理由なんて分かるわけがない。
だけど、わかっていることは一つだけある。
俺は今、最高に調子がいい。
さぁ、一方的に蹂躪してやるぜ。
賊どもを目の前にした俺はふぅっと息を吐いて、今日の「仕事」の流れを思い出す。
あぁ、こんなはずじゃなかったのになんて思いながら。
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