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第96話 教皇

俺は今、アリスが居るエンジンルームへと向かっていた…


「なぁ、結局アリスを使って何したんだ?」


『はい、アリス様が持つ魔力を主機関へ回し、その結果主砲弾にホーミング性能付与し、その主砲弾自体の威力を上げる事に成功しました』


「それってつまりアリスにかなりの負担の強いるんじゃないか!?」


『はい、ですからこれは長時間の使用は出来ません』


「・・とりあえず仕組みは分かった、だがこれは緊急時以外使用禁止だ」


『了解しました』


そうして俺はエンジンルームに着き、ドアを開けると…


ドサッ!


「おわっ!?、、っと大丈夫か!?」


ドアを開けるとアリスが倒れて来て俺にもたれ掛かる、そして彼女の顔は赤く、なんとなく体温も熱かった


「疲れた…」


「とんでもない無茶をしてくれたな…」


「すぅーーっ…」


「って寝てるし…」(しょうがないな…)


そうして俺はアリスをお姫様抱っこをして部屋にまで持っていく


(健康に異常はないか?)


『・・身体に問題なし、恐らくエンジンの放射熱でのぼせた状態になっているものかと思われます』


(サウナに服を着たまま入った様なものか…)


そう思いながら俺はアリスを彼女の部屋のベッドに置き、部屋を出る


(敵戦艦の残骸は?)


『現在回収作業中、ですが船体が大きいので何処かに隠しに行きます、宜しいですか?』


(あぁ、問題ない)


そうして敵戦艦の残骸はアグレディアによって回収され、山奥にある渓谷の底に隠したのだった


「よーし、後の教皇派は枢機卿がどうにかしてくれるとして、後は聖女派とエル派だな…」


「現在戦闘はほとんど見受けられません、恐らく戦力を温存しているものと思われます」


「よし、じゃあ暫し休憩だ、損傷した護衛機の修復を急げ」


『承知しました、、、艦長、例の人が目を覚ましました』


(頭にデータチップを入れられてた人か?)


『はい、どうします?』


(会ってみよう、何か変化してるかもしれない)


そうして俺は医務室へ行く


「まだ起きてはないか…」(目を覚ましたならもうちょいすれは起きてくるか…)


       〜約5分後〜


「ん、、むぅ…?」ガバッ…


「お、ようやく起きたか」(意外と5分って何もしてないと滅茶苦茶長く感じるんだよな…)


「ここは、、キャァッ!!」


「起きて早々騒がしいな…」(鼓膜破れる…)


「そそ、そんな事より!私の服を何処にやったのですか!」


「あぁ?服…?」(何処に行ったんだ?)


『永らく洗っていなかったようで、だいぶ汚れていたので洗濯しておきました、今出します』


そう通信が入ると医務室の壁が展開し、そこには彼女が元々付けていた服が掛けられていた


「み、見ないでください…!」


「そんな事言ってる暇があったらさっさと着ろ」


「むぅっ…!」


ふてくされたような顔で彼女は服を着る


「あれ?いつもと何か違うような…」


「あぁ、アグレディアが洗っておいたらしい、感謝しろよ」


「アグレディアとは誰ですか?」 


「この艦だ、ようこそアグレディアへ」


「はい?、、まさかこの艦は意思を持っているのですか!?」


「そうだが何か?」(厳密に言うと違うが…)


「物に意思が宿るなんてありません!」


「常識に囚われ過ぎだ、もっと視野を広くも持て」


「はぁ、、それでそのアグレディアは何処に浮かんでいるのですか?教国に海はありませんが…」


「海じゃない、空中に浮いてるぞ」


「はい?」


「信じられないか?じゃあ外に出てみるか」


そう言って俺は彼女の手を引っ張り外へ連れて行く


「うわぁ、、本当に空中に浮いてる…」


「知らないか?最近空飛ぶ艦が発掘された事」


「はい、存じていますが、確かその艦は軍隊に属しているのでは?」


「あぁ、だから合法的にここに来るために教国までにある三国に臨時の軍事通行許可を取り付けた、だから俺達はここに居る」


「かの王も無茶な事をしますね…」


「自分でも正直すまないことをしたと思ってるよ、まぁおかげでアンタは助かった訳だ」


「そうですか…」


「あぁ、それで聞きたいことがあるんだが、お前は本当に教皇なのか?」


「はい、私が教皇ですが…」


(反応は?)


『・・反応なし、本当の事を言っています』


「そうか、なら良かった、アンタとんでもない事をしてたんだぞ」


「え?私が一体何を…」


「覚えてないのか?アンタは自分の娘にナイフを突き付けたんだよ」


「そ、そんな…」バタッ!


そう言って彼女は崩れ落ちる


「全く、、今は何処まで覚えてる?」


「えっと、、今は何日ですか?」


「拝礼の日だ、これで良いか?」


「え、、嘘…」


「どうした?」


「私、、3ヶ月も最近の事を覚えてません…」


「はぁ?」(記憶を消去されたのか?これはまた面倒くさいな…)


そう思う俺なのであった…


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