表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/166

第89話 裏

「・・まだ私を信用してはくれないんだね?」

 

「あぁ」


「それは困ったねぇ…」


「それなら、俺達はこの内戦で国を乗っ取ろうとする奴らを探してるんだが、教えてくれるなら一応は信用しても良い」


「それなら話が早い!だが…」


「だが?」


「・・エル様が聞こえないか所で話さないか?」


「えっ!どうしてですか!?」


「エル様、それは…」


「・・じゃあ良いです、外で待ってますから…」


そう言って彼女は扉を開けて外へ行く


「おい、多分アンタへの好感度がマイナスに突入したぞ」(エルの動向を監視しろ、近づく奴が居たら教えてくれ)


『了解しました』


「これで良いのです、私の口から発せられる事実で傷つくエル様を見るのに比べればエル様からの好意など…」


「そこまでなのか?」


「えぇ、貴方が思っている以上にこの国には深い所で汚い手はその根をおろしているのです、しかもその力はちょっとやそっとした力では駆除出来ない程にね…」


「聞かせてもらおうか…」


「はい、この事実を知ったのは私が枢機卿に就任してから僅か2週間後でした…」  



    〜マーベリック枢機卿就任から二週間後〜



「ふむ、今日もこの国は神のお力で良い空気に満ち満ちている…」


あの時の私は何も知らず、ただ神に仕え、神を信奉することが生き甲斐の人生を送っていました…


コンコン! 「ご主人様、お手紙です」


「おお、入ってきてくれ」


ガチャッ! 「失礼します、門番にこの手紙をご主人様に届けて欲しいと」


「一体誰だ?」


「門番に聞いても分からないと、、ただ子供を連れた者のようです」


「そうか、そこに置いてくれ、後で読んでおく」


「承知しました」


それからその手紙を見た時、私はとてつもない衝撃を受けました…


「な、何、、「この国を清く正しき道へ戻す為現教皇を引きずり降ろす為の協力しろ」だと…」


その時私は怒り等の感情で一種の錯乱状態に陥りました…


ダンッ! 「な、何なのだこの手紙を書いた者は…」(私に神の使いでもある教皇様を倒す協力をしろとでも言うのか…!)


「ご主人様!どうされました!?大きな音がしましたが…」


「だ、大丈夫だ!下がっていろ…」


「分かりました…」


「あぁ待て、この手紙を受け取った門番は?」


「はい?その者なら今も引き続き警備に当たっていますが…」


「今すぐ呼んで来い、理由は聞くな…」


「は、はい!承知しました!」


そう言ってメイドは駆け出していく


(クソっ、必ずやこの者を捕らえて断罪してくれる…!)


そう思った瞬間、ふと手に違和感を感じ手を、正確には手紙を見ました、すると…


「なっ、、!!」(文字が変化しているだと…!?)


そうして浮かび上がった文字にはこう書かれていました


「「もし我らを探る、もしくは誰かに報告した場合、お前の命はない、そしてこれは脅しでは無い」」


私は震え上がりました、誰かから狙われているという恐怖、恐ろしく高度な魔法技術、何もかもが恐ろしかった


「キャァァァァッ!!」


「どうした!一体何が…」


「ごごごご主人様、、め、、目の前で…」


そのメイドの服には返り血がついており、只事ではないのがすぐに分かった、そしてメイドの側へ視線をずらすと…


「くっ、、これは…」


そこには門番が頭の部位を無くしたまま倒れていました


「みな、大丈夫か?」


「「「はい!!」」」


「今日は外へは出てはならん、窓も閉めろ」


そうして命令したとき、また手紙が変化しました…


「何なのだ一体…」


そうしてその後もマーベリックさんによる話は続き、要はこの国の裏には国を操ろうとする巨大な闇があるということだった


(面倒くさいなぁ…)


そう思う俺なのであった…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ