第8話 帰還
「申し訳ございません司令官…」
「お前その心絶対に笑ってるだろ!」
「そ、そんなことはありませんよ〜」
(こ、こいつ…)
俺は今、防衛軍第2艦隊の先遣隊と合流したのだが、その際に艦隊が海中から急速浮上したせいで海面に上がると大きな波が起きて俺が乗っていた船が遊園地のアトラクション並に揺れるということがあった、無論その後吐き気に襲われたのは言うまでもない
「それよりも俺の乗っていた船はどうした?」
「今は艦長以外を残してクルー全員は船に残り、現在その船は我が艦に曳航されています」
「わかった、そのまま船は基地まで曳航する」
「了解しました…」
「そういえばあの海域に海上プラントをダミーでも良いから作りたい、出来るか?」
「はい、基地から資材さえ持ってくれば造ることは可能です」
「よし、それじゃあさっそく基地に向かうぞ」
〜2時間後〜
「司令、到着しました、すでに本体が入港しています」
「わかった、さっき伝えたことは連絡したか?」
「はい、連絡済みです」
そうして俺は第二の目的地である第7基地に入港し、本隊と合流したのだった
「・・・かなり劣化してるな…」
「はい、ここは建設されてからだいぶ年が経ってますから…」
(ん?この声は…)
俺は咄嗟に後ろに振り向き、声の主を見る
「久しぶりだな、ロダ?」
「ご主人様もお変わりなく…」
「そう言うお前もだいたい変わってないじゃないか」
「ご主人様程では…」
そうして言葉を交わす相手はロダ・ダイズダルト、最初に召喚された時、とある貴族が俺に喧嘩を吹っかけてきて、そいつは横領やら物資の横流しやら黒いことを文字通り何でもやっていたので、それらの証拠を集めてそいつを社会的に殺したら、ロダ等の使用人達が無所属となった所で俺が引き取ったのだった
(ざっくりと思い出すとこうだったな…)
他にもその異世界で仲間にした者は殆ど後に設立した防衛軍に所属してくれたのだった、そしてロダは俺の補佐兼執事としてやってくれている
「今回はお前だけか?」
「はい、他の皆様も行きたいと仰っていたのですが…」
「あぁ、だいたい読めた、それ以上はいいぞ」
「・・・・・」
「で、さっきの海域に海上プラントを建設したいんだが出来るか?」
「お任せください、仮で組み立てるなら2日程で完了します」
「よし、それじゃあ任せた」
そうして俺は仲間達の元へ帰還したのだった
今回出てくるキャラ達は後の章で出会い等を書きます