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第86話 偽

ヘリから降りると、言動からしてエルの母、つまり教皇様が出迎えてくる


「アンタが教皇様か?」


「貴様っ!何という言い方を…!」


護衛がそう言うが、それを静かに教皇様が止める


「えぇ、その通りですが?」


「これは失礼、まさか教皇自らやって来てくれるとは思ってもみなかったのでね」(そういえば俺っていつの間にこんな言葉を覚えてるんだ…?)


『初めてお会いした時に艦長の頭に一通りの知識を入力したデータチップを埋め込んだからですね』 


(お前なんて事するんだよ!)


「・・どうしました?さっきから少し様子が変ですが…」


その言葉に一瞬体が反応してしまう


「いや、、こっちの問題ですのでご心配なく…」


「そうですか、病なら後で診療所へ是非足を運んでください」


「いや、お気遣いなく…」


「そうですか、ではエルの護送をわざわざありがとうございました」


「万が一その方の身に何があったら大変なのでね、くれぐれもお気を付けください…」


「・・えぇ、分かっておりますとも、こっちに来なさいエル」


「はい…」


そう言ってエルは彼女の元へ進んでいく


『艦長、後方に3名の生命反応を確認、お気を付けください!』


(分かってる、護衛機はそのまま待機しろ)


そうしてエルが彼女の元へ辿り着くと…


「本当にありがとうございました、感謝しています」


「いえいえ、構いませんよ」


「それでは、、さようなら!」パチン!


そう言って彼女は指を鳴らす、すると前方から女の護衛達と後方から先程報告が来た者達がこっちに走って来る


「これが答えか!」


「そうです!、、、ごめんなさい…」


最後に何を言ったのか聞こえなかったが、俺は銃を抜き、護衛機の発砲許可を出す


ドドドドドドドドドッ! 護衛機の腕部に仕込まれた機関砲が女騎士達に襲いかかると同時に俺は後ろを振り向く


「恨むんだったら裏にいる奴を恨めよ…?」 バァン! 


「キャァァァッ!」「ぐわっ!?」


一瞬にして周囲は阿鼻叫喚の場所と化す


「こ、こんな事が…」


「どうした?手が震えているぞ?」


「・・ッ!」


「お前仮にも元勇者パーティーだったんだろ、この程度で震えてたら駄目だろ、それとも昔の事でブランクがあるのか?」


「だっ、、黙れぇっ!」


そう言って彼女は腰から隠していたナイフをエルに向ける


「お前…」(母親が娘にナイフを…)


「それ以上近づいて来るなぁ…!」


興奮状態の者を刺激したらどうなるか分からないので一旦俺は止まる、するとエルから通信が入ってくる


『大和様!この人、、母じゃ無いです!』


(は!?どういう事だよ?)


『間違いありません!見た目はお母様ですが、母は私にこんな事しません!』


(それに以外になんかこう、、証拠みたいなもの無いか?)


『魔力です!魔力を調べてください!』


(分かった、アリス!聞こえるか?)


『もう調べてる、、、確かに教皇にしては魔力量が少ない、エルと同等レベルかも』


(そうか、、ならコイツは影武者か何かか?)


『恐らくそう、多分本物と入れ替えて乗っ取ろうとしてるのかも』


(じゃあ遠慮なく殺るか)


『ですから余り殺さないでって言ったのにぃぃ!』


(あっ、すまん)


その言葉を聞いて俺は弾種を麻酔弾に切り替える


「くっ!、、こっちに来なさい!」


不利を悟ったのか奴は乗ってきた馬車に乗ろうとする


「エルに感謝しろよ…」 


そう言って俺は引き金を引く


「うっ…!」バタン!…


撃った弾は頭に命中し、即効で奴は眠りそのまま地面に倒れる


「大和様!!」


倒れた奴の腕からエルが抜け出して俺の方へ駆け寄り、そのまま俺の体に抱きついてくる


「おい、、不安だったのは分かったから抱きつな…」(対処法がが分からん…)


「あっ!す、すいません!」


「いや、もう良いから奴の身元を調べるぞ」


そうして俺達は倒れた教皇に似た誰をかの持ち物をさぐるのだった…


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