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第78話 心配

例の女の子を暗殺しようとした者は直ちに王都へ送り、その後の対応は王様に一任することにした


『しかし良かったのですか?恐らく王都へ送ってもあの者は何の罰も得ずに本国へ帰るだけだと思われますが』


(そうだな、出来る事なら何かしらやりたかったが、、ここで傷跡でも付けたら後々何を言われるか分かったもんじゃないからな、ここは黙っておいた方が一番だろう…)


『傷、ですか…』


(そうだ、まぁ体に何かを埋め込まれても何も無ければ気づかないさ)


そんな事を話しながら俺は王都へ飛んでいくヘリを見る


「けどアレ見たら王都の人達絶対騒ぎ出すよな…」


『まず間違いなく音でバレてしまいますね』


「魔物と見間違われて魔法で撃たれるんじゃないか?」


『魔法の一発や二発ぐらいでは落ちません』


「まぁそうだな…」


「王都には気性が荒い人は余り居ないから大丈夫」


後ろから声がするので振り向くとそこにはあの女の子と共にアリスが居た


「傷の痛みはどうだ?」


「ん、もう殆ど痛みはない」


そう言って彼女は俺に向かって少し微笑む


「そうか、でもしっかり休んでおけよ?」


「うん…」


「お二人共仲が良いのですね…」


彼女と手を繋いでいる女の子が少々悲しそうな表情でそう言ってくる


「・・そういえば君の名前を聞いていなかったな、何と言うんだ?」


「エルニア・ヒースリアです、宜しければエルと呼んでください」


「分かった、今度からはエルと呼ばせてもらうよ、所で何でちょっと悲しそうな顔をしてるんだ?」


「・・・・・・」


悲しそうな表情をしたことについて尋ねるとエルは黙り込んでしまう


『艦長、アリス様より、「後で話すから、別の話題に切り替えて」だそうです』


(うーむ、、ちょっとファーストコンタクトとしては失敗したか…)


少し反省しつつ俺は次の話題を言う


「そういえばエルはこの艦で気になることはあるかい?」


「この艦、ですか…?」


「そうだ、行ってみたい所だったりでも良いぞ」


「えーと、それじゃあ、、大和様のお部屋に行きたいです!」


「えぇ?俺の部屋にか?」(どうして俺の部屋なんかに…)


「はい!」


「そうか、、じゃあ行こうか…」


何処でもと言ってしまった手前、断るわけにもいかないのでアリスとエルを俺の部屋に連れていく


ガチャッ! 「ここが俺の部屋だが…」


そう言ってドアを開けるとエルは一目散に俺のベットに飛び込む


「ちょっと!?何やってるんだ…」


「えへへ…」


本人は何か満足げでゴロゴロと転がる


(まぁ、、満足なら良いか…)


そう思っていると、次にアリスが俺のベットに飛び込む


「おい、、アリスまで…」


「うん、確かにこれは何とも言えない安心感がある」


そう言ってアリスも転がり初め、ベットの布団は乱れに乱れる


        〜1時間後〜


すーっ… すーっ… 俺は座って適当に本を読んでいたのだが、いつの間にか二人共俺のベットの上で寝てしまっていた


「はぁぁ…」(一体どうなってるんだ…)


そう思って起こそうとするが、なんとなくこのまま置いておいた方が良いのではないかという考えが頭をよぎる


「・・まぁ3時間ぐらいしたら勝手に起きてくるだろ」


そう思い、俺は二人をそのままにして部屋を出ていく


『あのままにして良かったのですか?ご命令とあらばお二人を部屋にお連れしましたが…』


「あんなに幸せそうな顔を俺は今まで余り見たことが無い、だからあのままにして置いたほうが良いと思うんだよ」


『しかしあの光景はいわゆる親子と呼べる光景でしたね』


「あぁ、確かに髪色も一緒だから確かにそう見えなくもないな」(違うのは目の色ぐらいか…)


『そういえば艦長、エルニア様が悲しいお顔をされた理由ですが…』


「あれは時を見て聞いてみるさ、まだ時間はあるからな」


『承知しました』


「そういえば次の目的地は何処だ?」


『副首都のクズネルラです、予定では3時間そこで滞在する予定となっております』


「そうか、なら街全域に事前に小型機械兵を投下しておけ、代表者達の護衛をさせるんだ」


『了解しました、地形データスキャン用の偵察機兵も投下しておきます』


「あぁ、分かった」


そうして時間は過ぎ、彼女達が起きてくるのは4時間後だった…


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