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第72話 引き渡し

昨日投稿出来ずに申し訳無い…

「そうですか、そのような事が…」


「一応他にも同じ様な奴は居るか?」


「いえ、他にはおりません」


「そうか、なら良い」


俺は朝になってからロダに夜起こった事を伝え、他に同じ様な境遇だった子が居ないか確認していた


(しっかしあの貴族も悪趣味というか性格が悪いのか…)


夜に貴族を殺害しようとした娘は幼い時無理矢理、両親から引き離され、逆らった結果両親を目の前で殺され、用済みとなった彼女は初めにあの牢獄へと投獄された娘という事だった…


「まぁアレでスカッとしただろ、傷もだいぶ治癒出来たようだしな」


「申し訳ありません…」


「何故謝るんだ?」


「万が一本当に殺していた場合、それは私の監督責任ですので…」


「あれ?この世界にはメイド長は居ないのか?」


「いえ、メイド長は前の主人様側ですので…」


「あぁ、嫌われてる訳ね」(納得…)


「はい、彼女らはメイド長よりも私の事の方が良く聞いてくれますので、、実質私がメイド長を兼任していましたので…」


「そうか、ならそのまま続けてくれ」


「・・え?」


「またメイド長を任命するより既に信頼されてるお前の方が良いだろう、今でもまだ多少は混乱してる筈だ、そうだろう?」


「それは、、その通りですが…」


「まぁいずれメイド長は選ぶさ、それまで兼任しててくれ」


「承知しました…」


そうして俺は艦長席に戻り、現在の状況を確認する


「麻酔装備換装への進捗はどうなってる?」


『現在76%まで換装済みです、完了まであと19時間36分程かかります』


「反乱軍の様子は?」


『現在侵攻停止中、命令系統が目論見通り混乱しているようです』


「反乱鎮圧の為の軍は?」


『既に一部では反乱軍の前方8kmの所で防衛線を築いて居ます、完全に展開を完了するまであと3日は要します』


「あの王様、、直接衝突しないことで俺達にやらせる気だな…」


『ですがそれが艦長の望んでいることでもあるのでは?』


「そうだな、でもなーんか押し付けられてる気がして嫌なんだよ…」


『艦長は面倒くさがるタイプでしたか?』


「基本的に面倒なのは嫌と感じるタイプだな」


『記録しました、それで艦長、これからどうしますか?』


「とりあえず今出せるだけの機械兵を出して、本艦は王城に帰還して貴族の引き渡しだな」


『了解しました、進路を王城に取ります』


そうして艦は逆噴射で突き刺さっている状態から抜け出し、前線付近で麻酔弾装備の機械兵を達を投下しつつ王城へと向った…


        〜王都〜


「馬車で一日ぐらいかかったのにこの艦じゃあっという間か…」


『そこら辺の遅れた馬車とこの艦の速度を比べるのは酷という物では?』


「ちょいとブーメラン刺さってるぞ」


『ブーメランとは…?』


「知らなくて良い知識だ」


『承知しました…』


そうして艦は王都と接続している川へ着水する


「川の水深は大丈夫か?」


『はい、ギリギリですが問題ありません』


「そうか、固定したら側舷のタラップを下げておけ」


『了解しました、医務室から監視対象物を移動させておきます』


「おう、頼んだ」


そうして俺は貴族を引き渡しに王都へ行き、終えた後はそのまま王様に謁見する


「やぁやぁ大和君、期待通りの事をしてくれたね」


「あぁ、後は反乱軍を鎮めたら終わりだ」


「しっかし悪魔に操られてたとはねぇ…」


「まぁそれ抜きにしてもヤバイことやってたぞ」


「それについても知ってるよ、使用人の家族を殺したとか地下に閉じ込めたとかね」


「なんだ、意外と知ってるじゃん」(王様だから情報が届くのも早いのかね?)


「だって彼が何か外に言えない事をやってるって噂は絶えなかったからね、嫌でも耳に入るよ」


「調査はしなかったのか?」


「いやー、調査しようにも金でも何でも使って隠蔽しそうだったからね、無駄だから止めてたんだ」


「あのなぁ…」(それにしても何かしろよ…)


そう思う俺なのであった…

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