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第71話 復讐

ロダという執事やその他のメイド達を助けた俺は、今日はもう日が落ちそうな為に一旦現地点に留まり、王都へ帰還するのは朝になってから、という事になった


『艦長、彼らは仕事を一つだけに絞れはロボットと同じ仕事量をこなせるようです』


「いや、そうじゃなきゃメイドとかなんて務まらんだろ…」


『なるほど、、そういう職業も存在するのですね…』


今まで殆どの事を知っていたのに、メイド等の人間が人間に仕えるという職業に関することには興味を示す


「あぁそうだ、奴は今どうなっている?」


『現在医務室にて睡眠状態を保ち続けています』


「そうか、何かあったら教えてくれ、今奴に何かあったら困る」


『了解しました、それと艦長』


「ん?何だ?」


『例の幻影魔法使いや、悪魔と呼ばれる存在に対抗するための兵器が完成しました、艦長の元へ輸送中です』


そう聞こえてから3秒ほどすると俺の元へロボットが一台やって来て、俺の目の前に武器を出してくる


「・・俺が初めて創った武器と似ているのは気のせいか?」


その見た目は俺が初めて創った銃と多少の差異はあるがそれとなく同じような雰囲気がある銃だった


『いえ、アリス様から艦長が創られたという武器のデザインを元に再構築し、改造を施した結果がその銃ですので似ているのはそのせいかと』


「なるほどね、、んでこの切り替えるスイッチは何だ?」


『これは専用の弾を装填するとレーザー光線が発射できるようにするためのスイッチです、通常モードで使用すると発射機構が故障するのでご注意ください』


「その機能いるのか?」(普通の銃弾を発射するやつだけで良いと思うんだが…)


『これは幻影魔法に対抗する為の弾でもあるのです』


「レーザーで?」


『はい、まだ詳しいデータはありませんのでどのくらい効果があるか分かりませんが、アリス様から頂いた情報を元に最も効果がある攻撃方法がレーザーであると計算しました』


「そうか…」


『艦長、この前お渡しした銃を頂けますか?こちらで同じように改造を施しますので』


「分かった、このロボットに持たせれば良いのか?」


『はい、お願いします』


そうして俺は目の前にいるロボットに銃を渡すと、そのロボットはそそくさと銃を持っていく


「さて、、もう寝るか…」


『お休みですか?』


「あぁ、そういえば初めてこの艦の中で寝るな…」


『確かにそうですね、ゆっくりしてください』


「・・そうだ、一つ質問だが…」


『何でしょうか?』


「ここにアリスが入ってくる方法は無いよな?」


『はい?、、、その部屋には艦長しか入れませんが…』


「そうか、それなら良い」


そう言い残して俺はベットの上で寝るのであった…


        〜真夜中〜


『艦長、起きてください』


「・・何だ?」(こんな真夜中に…)


『例の人物に接近する生命反応を確認、数は1です』


「夜中を狙ってきたか…」


そう言って俺はベットから起きて医務室へ向かう


『艦長、監視対象物体はメイドの一人だと断定、医務室に侵入しました』


「奴じゃないのか…」(一先ずは安心だな…)


そう思うと少し足取りが軽くなる、そして俺は医務室に入ると…


「・・ッ!誰ですか!?」


侵入者はドアが開く音を聞いてこっちを向く


「俺だ、ここで何やってるんだ」(ナイフとかどっから持ってきたんだよ…)


侵入者の手にはナイフが握られており、例の貴族を刺す一歩手前だった


「あ、貴方には関係ない事です…」


「いや、勝手に艦内で殺人事件を起こされちゃ困るんだよ…」


「それで、私を止めに来たんですか?」


「いや、正直俺はそいつがどうなろうとも知ったこっちゃない、だけど隠れて勝手に人を殺すのは止めろ、殺るなら俺に一言言ってから殺れ」


「そ、そんなこと言ったって…」


「まぁ良い、それよりもさっさと殺ったらどうだ、それとも人前で殺るのは気が引けるのか?」


「そんなこと言われなくてもやってやりますよッ!」


そう言って侵入者、もとい彼女はナイフを貴族に刺す


ブシュッ! 心臓付近に指したおかげで血が勢い良く彼女や周りの機器にかかる


「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ…」バタッ!


刺して血が彼女にかかった直後彼女は床に倒れ込む


「どうした?顔が青いぞ、覚悟をまだ決めきれてなかったのか?」


「そ、そんなこと、、、ありませんよ…」


そう言う彼女だが、額には汗が溢れるほど出ているのを見るとやはり殺人はまだ彼女の手に余る事だということを証明している


『宜しかったのですか?止めなくて』


(素人が刺そうと思っても大半は狙った所からズレて致命傷にはなるが致死には至らないものだ、それに奴には多少反省してもらわんとな…)


『反省というには随分過激ですね』


(まぁあれぐらいで妥当だろ、それにあの傷ぐらい治療出来るだろ?)


『当然です』


(だろうな)


そんな会話をしたあと、俺は彼女に近づく


「な、なんですか…」


「・・ちょっとこっちに来い」


そう言って俺は彼女の腕を引っ張る


「キャッ!?」


        〜30分後〜


「なるほど、そんな事がね…」


「はい、そうなんですよぅ…」


俺は彼女を部屋まで連れて行き、何故刺そうとしたのかについて話してもらった


「しっかしあの刺し傷、あんな程度じゃ治療すれば治るぞ」


「ふぇ?」


「現に今治療中だ、明日には痛みも無くなってるだろ」(眠ってるから痛みは感じないと思うがな…)


「そ、そんな…」


「まぁアイツには良いお灸だろ、もっと精進するんだな」


「せっかくチャンスが来たと思ったのに…」


そう言って彼女は落胆する


「そう言うチャンスはお前には永遠に回って来ねぇよ、来るのは…」


ガチャッ!


そう言いかけた所で部屋のドアが突然開く


「・・話は終わった?」


ドアを開けてアリスが入ってくる


「・・どうして変なオーラを出してるんだ?」


「夜中に貴方があっちこっち移動してると思ったら…」


(あっ、これマズイパターンの奴だ…)


その後、俺だけ頬に一発食らったのは言うまでもない…


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