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第6話 到着

ガラガラガラガラ! 海岸線沿いに敷かれた道を馬車が進んでいく


(ふーむ、、ここの文明レベルにしては良く舗装されているな…)


今まで行った異世界はほぼ同じ文化、文明レベルであり、その中でも今進んでいる道は1、2を争うレベルで舗装されていた


(舗装と言っても日本みたいなアスファルトで舗装しているんじゃなく、土の道だけどな…)


それでも丁寧に作られているか作られていないかでかなりの差が出てくるもので、雑に作られていればあちこちに石などがゴロゴロ転がっていて馬車がとても揺れるが、丁寧に作られていれば石も転がっておらず、床が適度な硬さで固まってあるので歩くのもかなり楽になる


「そろそろ海が見えてくるか…?」


「はい、もうすぐ林を抜けますよ」


しばらくすると御者が言ったとおりに林が無くなり、奥に海が見えてくる


「いや〜、何度見てもこの美しさは何物にも変えられませんな〜」


「そうだな…」


その海はとても青が鮮やかで、太陽からの光が反射して直視できないほど輝いて見える


(そういえば日本ではしばらく海に行ったことないな…)


そんな事を思い出しつつしばらく海を見ていると…


「あっ!着きましたよ!港湾都市メードルデです!」


「おっ、やっとか…」


城を出てから実に5時間、その間殆ど馬車に揺られっぱなしだった


カアッ!、、カアッ!、、カアッ!


空を見るとカモメのような鳥が鳴いているのが見える


「勇者様、あれを見てください!圧巻でしょう!」


「ん?あれか…」


俺は騎士が指した所を見る


「あ〜、あれか…」


そこには港湾部の一角に軍船らしき大きな帆船がところ狭しと並んでいる


「あれがここの海上戦力なのか?」


「はい、王国海軍の4分の1がここに集まっています、それでその奥に見えるのが造船所で、今は5隻が建造中のようです」


見てみると確かに骨組みだけで外張りがない船の形をした物が5個並んでいて、大小様々な物が見える


「あぁいうのって一般市民に見せていいのか?」


「えぇ、王様の意向で、海に出したらどのみち見つかるだろうから見たけりゃ見せてやれ、ということらしいです」


「なるほどね」


そうして喋っているとだんだんと家屋が増えてきて、完全に景色が家屋で埋め尽くされる


ガタッ! ゴロゴロゴロゴロ…


「おっ、道が変わったな、今度はレンガを敷いてあるな…」


「造船には木が必須ですから、、全てとは行かなくとも木材の輸送に必要な街道は全てレンガとなっています、、にしても勇者様よくレンガをご存知ですね」


「レンガも俺がいた世界ではあったさ…」


「なるほど、一度勇者様がいた世界に行ってみたいものです」


「本気で言ってるのか?」


「はい、昔から勇者様がいた場所は我々が住む世界より良いと言う言い伝えが有名ですから、私も祖母によく聞かされたものです」


「それは、、面白いのか…?」


「えぇ、どんな世界だろうかとワクワクしたものです、もっとも、大人になってからは勇者様の世界には行けないと落胆しましたが…」


「お、おう…」(日本でも割とそんな事あるからな…)


そしてとうとう目的の場所につく


ヒィィィィン!!


「着きましたよ!ここが目的地です!」


「勇者様、降りましょう」


そう言われて俺も馬車から降りて5時間ぶりの大地に立つ


「ふーん、これか…」


そして俺の目の前にあったのはフリゲートクラスの帆船だった


「武装の類は一切ないんだな」


「今回は採掘の為の拠点建設ですから建設資材をギリギリまで載せるので側砲等は最低限の数を除いて降ろしています」


「なるほど、それなら十分足りそうだな…」


そうして俺は船に乗り込む


「勇者様、出港します」


「あぁ」


そうして俺を載せた船は港湾都市から出港したのであった…


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