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第46話 えぇ…

王子が消えてから6ヶ月が経ち、何事も無く普通に普通に過ごしていた頃…


「えー、この度、リカルド王子が失踪しました」


「「えぇーーっ!!」」


(6ヶ月経った今言うのか…)


リカルド王子は今まで毎日登校していたのにこの6ヶ月間全く登校して来なかったので生徒の間で噂になっていたのだが、おそらくもう隠せなくなったか追えなくなったかで今回発表されたらしかった


「そんな…」「まぁ居なくなって良かったかもね〜」


失踪した事に悲しむ声、嬉しいと言う声、様々な声が聞こえる


「なぁ、居なくなって嬉しいか?」


俺がアリスに質問してみると…


「もちろん、嬉しい、でも…」


「でも?」


「あのクズがここまで周りの人に衝撃を与えるとは思わなかった、不覚」


(相変わらず王子に対して辛辣だなぁ…)


「えー、お静かに!」


その一言で全体が静かになり、視線も一点に集中する


(・・さすが異世界の名門校か、日本の学校じゃこうはいかないな)


「えー、まずリカルド王子の捜索についてですが、まだ続いていますので安心してください、それとリカルド王子の代理としてガラルド殿下が来校されます、それに伴い…」


        〜3分後〜


「・・となります、各生徒がこれからも精進することを願います、以上」


「全体、礼!、、、解散!」


そうして全員バラバラになりながら各教室へ向かう、だが…


(なんか女子達の中で1〜2人が泣いてるな…)


おそらく校長が言ったガラルドという人物が原因だろうとアリスに聞いてみる


「誰だ?ガラルドって…」


「この国の第一王子、王位継承が確定されている」


「・・もしかして、婚約者とかは…」


「確かまだ決まってないはず」


「女子達が泣いてたのも…」


「多分気に入れられたら婚約者になれるかもって思ってるかも」


「夢物語だな」


「正にそう、世の中本の物語の様にはいかない」


「だよな〜」


そうして俺達はいつもの様に教室に戻る


「ねぇねぇ、うちのクラスに来ちゃったらどうしよう〜」


「無い無い、来たら奇跡でしょ〜」


(早速盛り上がってるな、それにしても…)


俺が来た当時の視線が感じられず、むしろ興味が無くなった様に感じられる


「・・女子って怖いなぁ…」


「うん、常に何かに夢中」


「ガラルド王子、ここに来たら大変になるな…」


「多分全女子生徒が群がっていく、餌におびき寄せられるサメと同じ」


「サメってあるのか…」


「滅多に見られないけど時たまビーチとかに現れる、小さくてカワイイ」


「見たことがあるのか?」


「子供の頃に一度だけ、お母様と…」


「そうか…」


ガラガラガラッ! 教室のドアが開かれて、教師が部屋に入ってくる


(な、なんか、顔色めちゃくちゃ悪いな…)


唇が青くなり、更に髪と顔の色が少し白色に変化していた


「ブツブツブツブツ…」


(大丈夫か…)


「ン゛ンッ!あー、みんな知ってると思うが、来週ガラルド殿下が来校する、そして…」


(ま、まさか…)


「ガラルド殿下がこのクラスに来る事が決定した…」


数秒間、時が止まったように静まり返る


「や、やったぁぁぁっ!」


「ほ、本当に来ちゃったぁぁあっ!」


(うるせぇ…)


「コラ!浮かれるのも良いが程々にして、歓迎の用意だ、良いか?重要なのは第一印象だ、そこが全てを決定すると言ってもいい!抜かるなよ!」


(えぇ、、もう王子は勘弁してくれ…)


そう思う俺なのであった…


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