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第3話 団長

召喚されてから一日目、俺は城にあるグラウンドのような場所に来ていた


「勇者の皆様、私は王様直属の騎士団の団長、ナルフス・ロイヤード、まぁ気軽にロイと呼んでください、それでは早速皆様に伝えなければならないことがあります…」


そうして言われたのはこれから毎日訓練することとそれぞれ得意なものに分かれて訓練することだった


(ふぅ、もうそういうのには聞き飽きたな…)


適当にイヤホンでも付けて音楽を聞いて待つ


        それから4分後〜


「・・・以上でこれからの説明を終わります、以降は私に変わって教官の者が話をします」


そうして出てくるのは頭が光っていてとてもテンションが高そうなおじさんが出てきてそれぞれ魔法組と剣士組を各自自分で選んで分かれるように言う


(うーむ、俺はどっちでも出来るからな、、魔法組にでもしておくか)


そうして魔法組の所へと行った俺は教官にしたがってある建物へ行く


「はい、まずはここで魔法の威力のテストをします、適当に列を作って教員の合図で何でも魔法を打ってください」


そう言われてクラスメイト達が自由に列を作っていく


「でも教官?、俺達魔法の打ち方なんて知りませんよ?」


そうクラスメイトの一人が言う


「問題ありません、騙されたと思って魔法を打つようなことをしてみてください」


そう言われてそのクラスメイトは手を前にして集中しているようだった、そして


ボオッ! 「「おおっ!!」」


手の平サイズの火の玉が現れて何人かが声を上げる


「素晴らしいですよ、それを投げてみてください」


「ふっ!」


バチッ!


マネキンの様な人形に当たるが、火花のようなものが散っただけで終わる


「えぇ?しょぼすぎない?」


「当然です、その的には魔法の威力を軽減する魔法が施されていますから、落ち込むことはありません」


そうしてそのクラスメイトに続いてどんどん魔法が放たれていく、中には雷を放つ者や氷の柱を放つ者もいた


(確かに魔法が軽減する魔法が施されているが、俺にとっては紙同然なんだよなぁ…)


そうして俺の番になると俺は低レベルの魔法を放つ


バキッ!


少しヤバい音がなるがなんとかマネキンに被害を与えずに済む


(よーし、これでいいだろう)


そうして部屋から出た俺は次々とテストをクリアしていった


        〜2時間後〜


皆疲れた様子で木の影に座る者や、建物の影の下で座る者もいる


(確かに熱いな、、特殊服でも来てればこんな熱はカットできるんだがなぁ)


そんなことを思っているとまた団長が出てくる


「皆さんお疲れ様でした、今日はこれで終わりですが、明日からは本格的な訓練が始まりますので覚悟しておいてください、以上です」


そうして部屋に戻っていると肩を叩かれる        


「何ですか…」


「やぁ、どうも」


目の前に団長がいてとても顔を近づかせてくる


「一体何ですか?」


「うん?普通なら嫌がられるんだが君はそうじゃないんだね」


「はぁ、、わざわざそのために?」


「とんでもない!、ちょっと一緒に来てもらえるかな?」


そうして連れて行かれたのは少しばかり広い部屋だった


「さぁ座って座って、お茶でも飲むかい?」


「結構です」


「お硬いねぇ、それよりも君に話があるんだ」


そうして団長が俺が座っている席の前の席に座る


「ふぅ、それで君に話したいことってね、、君は何か皆に言えないような隠し事でもしているのかい?」


「・・・いいえ」


「そんなに嫌がらなくてもいいよ、ただ気になっだけだからね」


「・・・もしそうだとして、何故そんなごとが解るのですか?」


「うーん、まぁ教えちゃってもいいか、、実はね、君の目が気になったんだよ」


「目?」


「そう、君の目は例えば王様の様な国などを率いているような目だった、、あんな目はそうそう見られる目じゃないからね…」


「もし俺がその何かを率いているならどうしたんですか?」


「いや、特に何も、、ただ知りたかっただけさ、これは本心だよ」


(この人になら言ってもいいか、、?どのみちバレるしな…)


そうして俺は団長に俺の秘密を打ち明けるのであった


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― 新着の感想 ―
[一言] 目、いつかはバレる。なんの根拠があってこんなこと言えるんや、言わなくても行動できた気がする。でもこういう事情知ってる奴がいるのは楽か
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