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第37話 良くわからん

「フッ、無期限の休みだというから何かと思えば、、やはりこの俺に会いたくて戻ってきたのだろう!」


(何言ってんだこいつ…)


大勢が見る前で堂々とそんな事を言う奴を見て、正直こっちが恥ずかしくなってくる


「おい、これが本当に王様の息子なのか?」


「悲しいけど、これが現実」


「うわぁ、、どんな教育したらこうなるんだ…」(逆にどんなことしたらこうなるのか知りたいぐらいだな…)


「キャー!」「リカルド様素敵ー!」


校舎の窓から多数の女子が顔を窓が埋るまで出して黄色い声援を送っている


(うわっキメェ…)


ゾンビかと思うぐらいだが、正直どうでもいいので放置する


「フフフ、この学園の女子は全員俺に惚れている、それなのになかなかどうして君だけは私を一度も褒めたりしてくれない、その理由を聞きたかったが君が突然いなくなってしまい聞くに聞けなくなったのだよ…」


すると王子が突然謎の語りをし始める


「なぁ、この場合の対処法ってあるか?」


「無視する、それが一番」


そう言って彼女は王子の隣を通るように進んでいく


(まぁそれが一番か…)


一応護衛でもあるので彼女の少し後ろを歩いていく


「だから私は君の事を…」


(まだやってる…)


そうして王子の横を通ると流石に止められるかと思ったが案外何もなく通過できた


「えぇ、、?アイツの目は冗談抜きで節穴なのか?」


「うん、前に肩を叩いても何も言わずに語り続けてた」


「それは、、良くわからんな…」


「うん、私も理解し難い」


そうして良くわからん事もあったものの、その後は何事もなく彼女が帰ってきた連絡を行う式も終わり、次に俺達は教室に向かった


(床は木製で壁は石壁に西洋漆喰に似たような塗料で長い年月で使われただろうにとても綺麗だな…)


「そんなに珍しい?」


「え?あぁ、以外にも綺麗だな〜って」


「浄化魔法と強化魔法が使われてるおかげ、私も綺麗だと思う」


そうしてしばらくするとドアが連なる場所に着く  


「ここがそう」


そうして真ん中辺りのドアを指差して彼女がそういう


「なんか、、不自然じゃないか?このドア…」


そのドアはかなり微妙だが少し隙間が空いていた、他のドアは完璧に閉まっているにも関わらず…


「大丈夫、行こう」


そう言って彼女は気にせずドアに手をかけて開ける


ガラガラガラ! プスッ!


(ん?)


ドアが開くと同時に何かの音がする


(やっぱりこれか…)パシッ!


ドアの右上から突然黒板消しらしき物が現れて彼女の頭に落ちようとしていたので寸での所でキャッチする


「なんだこれ、どうやったらこんな大きいものが…」


「簡単なこと、それを魔法で圧縮すればいい」


「わかってるなら避けろよ…」


「貴方は私の護衛、ならこれぐらいは守れて当然」


「アーソウデスネー」(大丈夫ってこれかよ…)


そうして教室を見ると、映画館のような椅子の配置でどことなく古典な感じがした


(何だ、この全員が彼女に殺意を向けているような感覚…)


久しぶりに帰ってきたんだから視線が集まるのは当然として、どことなく全員から敵対されているような気がする


「なぁ、お前なんかしてたのか?」


「知らない、多分気のせい」


そうして彼女は何の挨拶もせず席につく


(彼女も彼女で良くわからんな…)


そう思う俺なのであった…


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