第24話 もう一度
「それで、今魔王軍はどうなっている?」
「現在はこの前の奇襲攻撃で敵戦力の70%を殲滅、前線部隊は殆ど壊滅し、人類の連合軍が進軍中です」
俺は今、模擬戦騒動で中止した会議を再開していた
「残りの30%が何処にいるか分かるか?」
「はい、諜報班によれば魔王城に常駐している親衛隊なるものが残りの部隊です」
「親衛隊?なんだそれ?」
「曰く、前線部隊の中から実力と魔王への忠誠心が最も高いものが親衛隊になるのだと…」
「・・となるとそいつらは爆撃でも殺れない可能性があるな…」
「はい、前線にいた大型の魔物に関しては何度かの反復攻撃でようやく倒せたぐらいですから…」
「うーん、、そいつらは俺達が直接倒した方が良さそうだな…」
「ですね、、もっと調査を続けるように厳命しておきます」
「分かった、それで頼んでおいた四天王の情報はどうなってる?」
「それなのですが、、、あまり情報が掴めないのです」
「んん?なんでだ?今までの四天王って魔王の側にいただろ?」
「この世界ではどうやら四天王でそれぞれの派閥を形成しており、活動場所も違うようです」
「厄介なことをしてくれるな…」
「それぞれの派閥で参加する条件も違う様で、、諜報班でも苦戦しています…」
「徹底してんなぁ、、それでいて強いんだろ?、かなり面倒くさいな…」
「魔王軍内ではもはや一つの国家レベルで徹底してると言われているらしいです」
「魔王が最上位でその下に4つの国がくっついてるって感じか…」
そうして会議を続けているとまた扉が叩かれる
コンコン! 「失礼します!」
「今度はなんだ?」
「はっ、先程哨戒に出ていた偵察機から海底からおよそ時速70kmの速度で移動する物体を発見したとのことです!」
「一つだけか?」
「はい、一つだけですがその物体は真っ直ぐこちらに向かってきているということです」
「魔王軍に海軍は存在するか?」
「いえ、魔王軍に水上艦艇は確認出来ません、おそらく魔物の類かと思われます」
(それにしてもどうやってここの位置を知った…?)
「司令、対潜哨戒機で攻撃しては?」
「そうだな、、、ここまでの到着時刻は?」
「あと47分程度です…」
「それだけあれば十分だ、今すぐ戦闘配置につけ」
「「はっ!」」
そうして俺は会議を中止して突如現れた魔物に対処するのであった…
「今まで途中で中止した会議って何回だっけ…」
「統計で37回ですね」




