第一話 召喚
コトッ、コトッ、コトッ、
現代日本の町中を一人の男の子が歩いている、特に何も変哲がなく、特に変な様子はない
(まぁそれが一番だけどな…)
そう思うのはこの物語の主人公である白優大和、彼は周りには言えない秘密があった
(やっぱり俺は何度も異世界に何度も召喚されていて、しかも次元防衛軍なんて恥ずかしい組織の長官なんて言えないよなぁ…)
そんな事を思っていると俺が通っている学校に着く
「大和くん、おはよう!」
そう言ってくるのは体育教師である先生
「おはようございます…」
「なんだ?元気がないな?そんなんじゃだめだぞ?」
「分かりました…」
そんな会話を挟みつつ教室へ向かっていく
ドサッ! かばんを机に置く
「大和くん、おはよう」
「あぁ、おはよう…」
そう声をかけてくるのは隣の席の子だった
「いつもだけど元気がないよね?なんか悩みでもあるの?」
「いいや、ないよ」
「ふーん、それな良いけどね〜」
キーンコーンカーンコーン!
朝のチャイムが鳴る、そうして俺の学校生活が始まっていく
ウィーーン、ウィーン、、
耳には聞こえないがそんな音を立てているかのように俺の左目が回る
(うーん、まだ慣れないがこれはこれで便利だな)
この左目は機械で出来ていて脳波でズームや多少の記録などもできるものだった
(あれは、、こうか、、、)
この目には問題を自動で解く機能もあり、自分でも恐ろしいほどの便利さを感じていた
「おい!大和、これ解いてみろ」
そう言って先生が問題を解くように言ってくる
「・・・・そうだ、これはこのように解く、皆覚えておくように・・」
「「はーい」」
自分は皆が解けない問題を解くように押し付けられることもあるのだが…
「・・・ねえ、大和くんっていつも難しい問題もスラスラ解いていくよね、なんか秘訣でもあるの?」
「それは自分で考えてくれ…」
(左目の機能です、なんて言えないよなぁ…)
そうしていると突然下から光が現れる
「え?何何?」「なんだこれ!?」「眩しいっ!?」
その中でも俺は特には騒がなかった
(また召喚か、、しかも今度はクラスごととはな…)
ピカーーン!!
「勇者様、お待ちしておりました、どうか悪逆の魔王の攻撃から世界をお救いください!」
そう白ひげをはやした70代程の爺さんが言う
(はぁ、、今ここはどこだ?)
そうして腕時計を覗く
「第76次元階層デス」
(76か、、ここには基地ってあったっけ…)
「ピピピ…一軒ノミ基地ガアリマス」
そうしていると皆が一列になり始めるので俺も列に並んでいく
(さて、、だいたい想像はつくがこれからどうなるかね…?)
そう思うのであった
少しハチャメチャですがこの作品はこの調子でやっていくのでよろしくお願いします