第16話 受け入れ
ドカーーン!! かすかに見える遠くの山だというのにハッキリと爆発が見え、煙が晴れるとそこには歪に欠けた山が見える
(これはちょっとやりすぎたかな、、空中に向けて撃たせても良かったかもしれん…)
報告によると山の周辺の街では多少の揺れなどの被害はあるものの大した損害ではないだろうという報告が来たので内心では少しホッとする
「で、如何です?」
「・・・・・・・・・・・・」
(あっ、まずい、王様爆発音で腰抜かしちゃってるな、ご老体には良くなかったか)
数分後には王様も立ち上がり、放心状態もそれに合わせて回復する
「あ、あぁ、、なるほど、これは大変貴重な戦力になりそうだよ…」
「ご満足頂けたようですね」
「うむ、、それで勇者様の軍を何処に配置だが…」
「中央にでも配置しますか?」
「・・・いや、後方で支援に徹してもらいたい、、全く、、、子供が大剣を手にしたような感覚だよ…」
(要するに戦力として大き過ぎて何処にも配置出来ない状態になってるのか…)
そうして俺は王様に実力を示し、今度はどのような支援をするのかという会議に移っていた
「・・で、どうしましょうか?現状不利な戦況の戦場に配置しますか?」
「うぅむ、、、正直支援と言っても余には後方からあの大火力を持ってしての砲撃支援しか思い付かん…」
「出過ぎた力は毒になります、、ここは万が一の時用に温存しておくのはどうですか?」
「いや、それだと宝の持ち腐れと一緒だ、やはり何処かの戦線に付けたほうが…」
幹部達が自分の意見を述べるがあまり効果的な方法が思い付かず、会議は何度も何度も仕切り直してはまた振り出しに戻るという結果を4回以上繰り返していた…
「・・・ここは一つ提案なのですが…」
「なんだ?言ってみよ」
「もともとあの艦隊の指揮官は勇者様です、ここは一つ、勇者様に独自で動いてもらうように言ってみては如何です?」
「確かに、、あの艦隊の力を十分に把握しているなら効果的な運用方法も知っていよう、、、よし、それでは勇者様には表向きは支援だか独自で動いてもらうようにお願いしよう、それで良いな?」
この決定には誰も反対せず、満場一致で可決となった
「・・へ〜、、こっちで動けって訳か、、それはそれで好都合だな…」
「勇者様なら効果的な運用方法も知ってるだろうからという意見かららしいよ〜」
「そうは言ってもこっちでも思いつくことと言ったらさっさと魔王城に乗りこんで爆殺するしかないよ?」
「単純だけどそれでいいんじゃない?戦争は早く終わるに越したことはないんだからさ」
「まぁそうだな、けどこれ見方によってはただの丸投げだぞ…」
「まぁまぁそう言わずに」
そうして俺は独自で参戦することになり、魔王城侵攻もいつでも開始してくれという事だった
(ふーむ、、なら奇襲の方が良さそうだな…)
そんな事を考えているとロダから通信が入る
「ご主人様、聞こえますか?」
「あぁ、聞こえてるよ、それよりもいいタイミングで来たな、やってもらいたいことがあるんだが…」
「あの、、ご主人様、先程本基地から物資が届いたのですが、、一緒に…」
「ロダ!ちょっと変わりなさい!」「あっ、ちょっと!」
そう聞こえて少しノイズが入ったあとロダとは違う声が聞こえてくる
「あなた一体今まで何処に行ってたのよ!数日も連絡が来ないし、、心配したんだからね!」
「あぁすまん、、それよりもロダの所にいるのか?」
「そうよ!今すぐこっちに来なさい!以上!」ブツッ!
そう言い終わると通話が切られる
(oh、、面倒な事になったな…)
そうして俺は急遽海上プラントに戻ることになったのだった…




