第109話 夜襲
諸事情により明日から日曜日まで投稿をお休みさせて頂きます、ご理解の程宜しくお願いします。
休暇が始まり2週間近く経った頃、宿の中にある食堂兼酒場でアリス達と共に昼食を取っていた所俺はある噂を聞いてしまった
「おい聞いたか?」
「なんだよ?」
「最近ここらで海賊船が増えてきてるらしいぜ」
「はぁ?そんなのいつもの事だろうが、いつもみたいに海軍さんが追っ払ってくれるだろ」
「いや、最近海賊が海軍のお偉方と癒着してるって話もある、これは近い内にここを襲ってきたりして…」
「バカを言え、一体ここに何隻停泊してると思ってるんだ?」
「そらそうだがよ…」
(・・記録したか?)
『はい、問題ありません』
(それにしても海賊ねぇ…)
『艦長、近海を通る船のデータを取りたいので探査レーダーを搭載した航空機を飛ばしたいのですが…』
(許可する、けどバレないようにやれよ?)
『了解しました』
「大丈夫なの?」
システムと会話しているとアリスから声が掛けられる
「多分大丈夫だとは思うが、、一応対応策は打っておくよ…」
そうして俺は対応策としてまず兵士達全員に緊急時用の集合場所等を書いた紙を届けていった
「んで次は役所だな…」
流石に何の許可も無しに他国の街中で戦闘する訳にはいかないので俺は役所へ出向く
「・・と言うことなんだが…」
「ほう、貴方から訪ねてくるとは何事かと思いましたが、たかが庶民の噂話に踊らせて来ましたか」
「庶民を舐めるなよ?時に庶民間での情報の伝達速度は軍隊をも上回るからな?」
「言いますね、ですがそんな事は滅多な事でしか起こり得ません」
「・・結論から言ってどうなんだ?拒否するのか?」
「はい、その通りです、ですが…」
「何だ?」
「相手から仕掛けてきた場合、自衛用の交戦権は認めましょう、但し意図的に向こうから仕掛けてくるよう仕向ける事はしないように」
「分かった、、一つ聞いておくが、反撃の際に敵への攻撃はどの程度まで許容範囲だ?」
「貴方は襲ってきたスケルトンに手加減しながら戦うのですか?」
「なるほど、了解した」
そうして俺は役所での交渉を終わらせ、役所の外で待っているアリスの元に戻る
「どうだった?」
「建前上提案は拒否されたよ、でもこっちが攻撃を受けたら相手をボコボコにしても良いみたいだ」
「無制限に?」
「そうそう」
「なら良かった、大和は手加減が難しそう」
「おいおい、俺でも限度は知ってるぞ?」
「本当に?」
「本当だよ、、多分…」
そんな会話をしつつ、俺達は宿で待っている護衛達の元に戻る
「おかえり〜外出にしては帰るのが遅かったな?」
「あぁ、それと他の皆を集めてくれ」(うわ、外はもう真っ暗だな…)
「おぅ?分かったよ」
そうして集めた護衛達に海賊に関しての事を説明する
「ええっ!本当に来るんですか!?」
「うむ、すこし胸が高まりますな」
「少し緊張しますね」
「あの日以来の実戦ですね〜」
「どうしてそうアンタは事件を持ってくるんだ?」
「何故俺がトラブルに巻き込まれやすいのかは俺自身にも分からないからそこは置いといて、マジで来た時用の戦闘計画を立てておくぞ」
〜2時間後〜
「・・よし、こんなもんだな、レーダー搭載機の情報によれば確かに近海で海賊の出現頻度が高くなっているのが分かった、緊急時は作戦通りに動けよ?」
「「「了解!」」」
そうして作戦会議も終わり、俺はいつも通りベットに入ってそのまま寝るのだった…
〜2日後の夜〜
『艦長、起きてください!』
(何だ…?)
『海賊船と思わしき船影を偵察機が捉えました!その数約30、全速で港に突っ込んできます』
「あぁもう、、あとちょっとで帰れるのに…」(タイミングが悪すぎるだろ…)
そう思ったその時…
ヒューーーッ、、、ドカーン!!ガタガタガタッ!
『敵船からの砲撃を確認、家が数軒ダメージを受けました』
「・・来たの…?」
「あぁおはよう、最悪の目覚まし時計が鳴ってるよ」ドカーン!
ドンドンドン! 「司令!起きていますか!?」
「あぁ起きてる、今行くから待ってくれ」
そうして俺達は着替えてドアを開ける
ガチャッ! 「おはよう、遂に海賊共が来たな」
ドアを開けるとそこに居たのは女性陣の護衛達だった
「だいぶ落ち着いてますね…」
「えぇ、彼は何時もそう」
「そうか、それよりも外はどうなっている?」
「はい、今数隻の海賊船から海賊共が上陸してきています、ビーチ周辺はもう落ちました」
「分かった、男性陣の方はもう行動を開始してるのか?」
「はい、予定通りの行動を取っています」
「それじゃあ俺達も動くとするか…」
そう言って俺達は宿の外に出ていくのであった…




