塔
僕の名前はエルタナウス=アズライール。我が王家は、それこそ気の遠くなるくらいずっと、「塔」と呼ばれる不可思議な物体の頂上を目指し続けていた。
この「塔」と呼ばれる物体は、円柱の形をしており、円の直径はおよそ300m。そんな円柱がちょうど地面にぶっ刺さったように、広大な大地にそびえ立っていた。
高さは分からない。ものすごく高い。それしか分からない。雲と雲の合間にこの塔の終わりがうっすら見えるけど、本当にそれだけだ。
そして、これが一番重要なのだが……、まだ誰もこの塔の頂上を見た事がなかった。
この「塔」と呼ばれる物体は、円柱の形をしており、円の直径はおよそ300m。そんな円柱がちょうど地面にぶっ刺さったように、広大な大地にそびえ立っていた。
高さは分からない。ものすごく高い。それしか分からない。雲と雲の合間にこの塔の終わりがうっすら見えるけど、本当にそれだけだ。
そして、これが一番重要なのだが……、まだ誰もこの塔の頂上を見た事がなかった。