〜弐〜
〜紅魔館〜
「…美鈴がやられた。」
ここ紅魔館の主、レミリア・スカーレットが静かに館の住人達に事を伝えた。
「美鈴…ですか。伝染系のものかもしれないので隔離しておきますか?」
メイド長であり「時を操る程度の能力」の持ち主、十六夜 咲夜がレミリアに問う。
「ええ。頼んだわ。」
そういうと咲夜は時間を止めて、美鈴を部屋に運ぶ。まったく。うちのお嬢様はいつもは、完全にカリスマ★ブレイクしてるのに、こんな時ばかりしっかりしている。この状態がずっと続けば良いのに。そんな事を思いながら部屋に戻るのであった。
〜寺子屋〜
久しぶりに朝の会が開かれた。この時点で生徒たちは何があったのか察していた。そして朝の会。生徒たちの予想どうり、異変が起きたので解決の手伝いをしたい者は出てこいというものだった。
「はい!今回こそあたいの出番ね!」
寺子屋一のバカ(⑨)チルノが手を挙げた。隣で
「危ないよ!チルノちゃん!」といっている彼女は⑨とは大違いの賢く友達思いの大妖精。
「チルノ。やりたいなら補習と宿題を全て終わらせてからだ。」
寺子屋の教師でかなりの実力を持つ歴史を隠す能力の持ち主上白沢 慧音がチルノに言う。
「今回の異変は大変なんでしょ⁈
人数多い方がいいじゃん‼︎先生のケチ!」
「…」チルノに向かって慧音のお得意
チョークシュートが飛んで来た。
「アウチ‼︎」
チルノは汚ねぇ花火になった!慧音は
アイシクルソードとパワーアップアイテムを3個手に入れた‼︎
〜博麗神社〜
博麗神社では協力してくれる者を集めて
異変について話し合いをしていた。
「紅魔館からは 咲夜・レミリア・パチュリーね。寺子屋からは選別中。白蓮寺からは 星、ナズーリン。星蓮船からはむらさ。妖怪の山からは文、はたて。魔法の森からはアリス。霖之助は資源提供。
永遠亭からは優曇華、永琳。二人とも救護係。以上よ。」
紫がこれから来るであろう者達を報告してきた。
「さすがにそんな人数入らないわ。だって最低でも12人も来るんでしょ?
あんた、ちょっとは考えなさいよ。」
「でももう遅いわよ?すでに集合時間だもの。ま、みんなにお賽銭入れるように頼んどいたか「ゆかりん大好き‼︎」
はぁ…。意外とちょろいのよね。この子
少し心配だわ。そんな事を考えてるうちに全員集まったようだ。
「さあ、話し合いを始めましょうか。」
初めましての方は、初めまして。
前作を読んだという方はありがとうございます^ - ^yukino です。シリアスだけになってしまったので笑いを入れて見ました。いかがでしたでしょうか?意見よろしくお願いします‼︎