~壱~
ここは幻想郷。忘れ去られたものが流れ着く不思議な世界。そんな幻想郷では日々「異変」と呼ばれることが起きている。この世界では誰もが「能力」を持ち、その能力を使って善行を積むものもいれば、悪業をするものもいる。そんな幻想郷で今日も異変が起こるーー。
「ふむ…今回は少々厄介ね。」
幻想郷で知らない者はない、大妖怪 紫と
その式神である藍、さらにその式神である
ちぇんが紫の能力「あらゆる物のスキマを操る程度の能力」を使って造られた空間で今回の異変について話し合っている。
「紫様。まずは博麗の巫女の元に行ってみては?今の所、あの夢に入っていないようですし…」
「藍しゃま〜怖い顔だよ〜」
ちぇんが藍に抱きついて上目遣いで藍を見る
「おぉ⁉︎ちぇぇぇぇん!(鼻血)」
「全く、藍はちぇんにお熱のようだし、ちぇん、一緒にいてあげなさい。私は霊夢の元へ向かうわ。」
「いらっしゃい!紫様!」
ふふ…やっぱりちぇんは可愛い。そんなことを思いながら博麗神社行きのスキマを開く。
〜博麗神社〜
『おっす霊夢!』
そう言ってうざいほどかまってくる彼女ーー,魔理沙は異変のせいで目覚めない。
なぜだろう。うざかったはずなのに,魔理沙が消えた今、あの声が、しつこさが、無鉄砲さが、全てが恋しく感じる。
「…。人が悲しんでいるところを覗くなんてさすが悪趣味ね。紫。」ため息をつき、突如現れた紫に声をかける。
「ごめんなさいね?今回のことについて話そうと思ったんだけど、なんだか出てき辛くって。」全く、そう感じたならとっとと帰ればいいのに。
「で?異変についてって?」
「ええ。この異変は夢の中に閉じ込められるってことは
知ってるわよね?その夢に入った者は、その主犯に操られてしまうのよ…これじゃ、誰が操られているのか、誰が自分の意思で動いてるのかまったくわからないわ。だからスキマからいろんな人を見ていた私が助太刀するわ。」いや、見てたじゃなくてただの覗きじゃないの。まあ、この際どうでもいいわ‼︎
「はぁー…まあ、ありがとう」
こうして,紫と協力することになったーー。
〜???〜
「さぁ、行ってきなさい。レプリカたち。」
「アァ。ついに動き出したか。
「博麗の巫女…」
「騙されるかな?騙されないかな?どっちでもいい。猿夢に来なさい…」
初めましての方は初めまして‼︎
前作,異世界転移に期待した私が馬鹿でした。を見たよ!という方はありがとうございます。東方プロジェクトの二次創作を書かせていただきました。ちぇんがひらがなな件、申し訳ありません(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
どうしても漢字が出てこなくて…
間違ってるところがあったら教えてください。また、〇〇系が見たい!という方も、リクエストお願いいたします(^^)
投稿、不安定ですが、あげられるときにあげるので、温かい目でゆっくりしていってね!