3日目~後編~
気づけば1万PVを達成してた…感謝感激です。
この話しを読んでくださった皆様、本当に心から感謝です。
ありがとうございます。
これからも頑張っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします。
「信君信君信君! 帰ろう! デートしよ~♪」
放課後入って1番最初に声をかけてくるのがクラスメートじゃなく雪姉ってどうなんだろう?
なんかこれだと俺学校に友達いないみたいじゃないか?
まぁ、まだ夏樹しかいないけどね。
「信君? だめ?」
「えっ? あぁ、いいよ」
「信もとうとうデートって言葉には反応しなくなったね」
「公認デートだね♪」
「うっ…は、早く行こう雪姉」
「デートが待ちきれないなんて可愛い♪」
デートって言っても商店街で夕飯の材料を買うだけなのに……。
「今日の夕飯はどうするの?」
「お魚にしようかな? 信君は食べたいのある?」
「雪姉のだったら何でも美味しいからなぁ~」
「えへへ~♪ 嬉しいなぁ♪ キスしてあげる♪♪」
「えっ!? えぇ!?」
キスってここ商店街のど真ん中なんですけど!?
魚屋のおじさんとかおばさんがメッチャ興味津々ですよ!?
「仲良いわね~雪ちゃんに信ちゃんわ」
「坊主、結婚秒読みなんじゃねえか?」
「えへへ~♪ 信君と私は相思相愛だもんね~」
ちょっ! ここぞとばかりに肯定しないで!
噂が回るの早いんだから!
「まぁ仲良いのわ分かってたけどな、坊主! 確り幸せにしてやれよ!」
「雪ちゃん、あなたなら良いお嫁さんになれるわ」
「ありがとう~! おじさん、おばさん、私幸せになるね!」
待って! 待って!! 待てえ~い!!
もう結婚前提に話されてるの!?
確かに今までにも色々やってきたけどさ!
商店街のど真ん中で雪姉に告白されたり、
肉屋のおじさんの前でほっぺにキスされたり、
考えれば考えるほど出てくるけど!
急すぎるでしょ!?
……自信ないけど。
と、とにかく結婚前提に話すのは早い!
まだ付き合ってもいないんだから!
「確かに雪姉は可愛いし理想のお嫁さんだけど、まだ、告白もしてないし……ん?」
あれ? なんか雪姉もおじさんもおばさんも固まってる?
どうしたんだ?
「し、信君? それ本当?」
「えっと? 何が?」
「おいおい坊主、そこでしらばっくれるのはねぇよ」
「そうよ。信ちゃん、女の子はねはっきり言ってくれるほうが嬉しいのよ」
あれ? 話しが見えない……
「信君、さっき理想のお嫁さんって言ってくれたのって本当?」
ふぇ!? 何で!?
口に出してた!?
「ねぇ? 信…君、本当かな?」
う、潤んだ目でこっちを見ないで!
ほんのり紅くなってる顔と潤んだ目がメッチャ可愛いよ!
そんな期待する顔されたら誤魔化せないじゃないか!!
「ほ、本当だよ…雪姉は俺の理想だよ」
「し、しんくん――う、うれしいよ~♪」
わ!? わゎ!? な、泣いてる!!
ど、どうして!?
俺何かしたか!?
「えへへ、嬉しすぎて涙出てきちゃった♪」
「くぅ~~! 坊主も青春してんじゃねか!! ここは一発ぶちゅってやっちまえ!」
「もう、あんた! 口悪いわよ! でも、キスしてあげると良いんじゃないかしら」
「ちょっと!? 何言ってるの!? おじさんもおばさんもおかしくない!?」
「しんくん……いつでもいいよ」
「雪姉も目を瞑っちゃダメ~~!!」
はぁ~。
何も体育倉庫で出来なかったからって街中でキスしようとするなんて…。
まぁ、少しは俺の所為でもあるけど。
お陰で精神的疲労が…。
ってこれはいつもか。
べったりくっついてくるのは嫌じゃないけど。
人の目のあるところは勘弁して欲しいな。
これからは商店街公認かなぁ~。
前々からだった気もするけど今日で決定打が打たれた気がする。
気のせいだといいなぁ。
いや、もう家に着いたんだし忘れよう。
はぁ、今日はもう寝よう。
「しんく~ん♪ 一緒に寝よ~」
「いいよ」
「うん。今日商店街のおじさんにお似合いの夫婦だねって言われちゃったね」
下校の時の事は忘れようと思ったのに……。
「これで明日からもイチャイチャできるね!」
「な、なんで?」
「だって~商店街公認だよ?」
「やっぱりそうなの!?」
「信君? いつプロポーズしてくれるの?」
「する事確定なの?」
「うん! 私はいつまでも待ってるよ!」
「うっ期待しないでよ」
「えへへ~♪ 花嫁修業はばっちりだよ♪」
それは確かに…。
「信君。待ってるから…」
言うだけ言って寝ちゃったよ。
はぁ、俺も寝よ。
~~雪視点~~
今日も一日幸せの日だったな。
朝は信君とキスできたし…本当は信君からして欲しかったけど。
そ、それに今日は告白してもらっちゃたし。
嫌うなんて絶対にない…かぁ~。
どうしよ、嬉しすぎて泣いちゃいそうだよ。
今日は信君に泣かされてばかりだよ。
商店街でも不意打ちしてくるし。
ずっとずっと信君のお嫁さん目指して頑張ってきて、やっと言ってくれた。
俺の理想のお嫁さん……。
良かった…。今日で全部報われた気がする。
でも、気を抜いちゃダメ。
これからも信君の理想でい続けるんだから。
私頑張るから。だから、信君、これからも私を見て。
もっと私を好きになって。
お願い。私頑張るから。
私は信君のためにならなんだって頑張れるんだから。
……そういえば、体育のときの信君少し変だったかも。
いつも以上に見てくれてた気がする。
何でだろう?
倉庫でもいつもならもっと戸惑うのに。
なのにぎゅってしてもらっちゃった。
温かかったな~。
どうしよ。最近信君のことになると抑えられないよ。
すぐに抱きしめて欲しくなっちゃう。
キスもして欲しくなっちゃうし。
あまり信君を困らせたくないのに。
好きが止まらない。
信君…好き。
好き、大好きだよ。
だから少しずつでもいいから私を好きになって。
待ってるから。私の好きを受け止めてくれるまで。
そしたら、プロポーズして欲しいなぁ。
信君…大好きだよ。
最近この話の長さが気になる…
この小説は2日目とかは4,000~5,000字で書いていたのですが
3日目は2,000~3,000字で書いています。
2日目みたいに前編後編でわけるか3日目みたいに前中後編に分けたほうが読みやすいのか意見があれば感想にお願いします。
なければ2日目みたいな形に直そうと思います。
その他にも誤字脱字や日本語のおかしい所などを教えていただければ幸いです。
些細な感想とかでも良いので感想をお待ちしております。
長々とすいませんでした。