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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第1章 『Unique・Union・Online』

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6/29

1-2 Nuts XIII side

1-2はナッツこと捺希サイドでお送りいたします!

 

 ☆


 とある居酒屋の個室で重大な重大な会議を開いている俺は逢坂 捺希《あいさか なつき》。向かいにいるのは長年のゲーム友達の脇坂 すみれ《わきさか すみれ》とその旦那の脇坂 直人《わきさか なおと》だ。


「ナツが揉めたからじゃん?」


「揉めたつもりはない。というか勝手にあっちが盛り上がっただけで最終揉めたのすみれだろ。」


 以前からやっていたゲーム内で揉めに揉めギルドは解散ゲーム内でも居心地が悪くなっている。


「まあ形あるものはいつか壊れるよ?」


「直人くんが旦那だって言えば解決してたんじゃない?」


「そーだよ直人が言えば私巻き込まれなかったじゃん。」


「ネットリテラシー絶対防衛主義なので。」


 揉めた理由は男女関係。俺に懸想したフレンドからすみれと仲良いのはなぜだ。付き合ってるのかなどと詰め寄られ否定しても聞かず、挙句弄ばれたと言い広められその熱はすみれに飛び火。


「だれが平成ギャルビ○チよ。」


「ハッハッハッハ!!」


 すみれが言われた暴言に思わず腹を抱えて笑ってしまう。なんて的を得た発言なのだろうか。今はなりを潜め大人しく普通の主婦兼キャリアウーマンをこなしているかっこいいお姉さんだが、それこそ昔は渋谷でバリバリのギャルショップ店員だった過去を俺は知っている。


「ナツ笑いすぎ。まじでないわー。」


「どこからバレたんだろうね。すみれさんのギャル時代。」


「「いや!バレてないから!!」」


 直人くんは天然でのんびり屋さんである。このお転婆横暴唯我独尊わがまま娘を優しく包み込んでいるおっとりした優しいお兄さんだ。だがしかし仕事はバリバリこなすようで海外出張があったりと普段の直人くんからは想像がつかない。


「まあそろそろ4年やってるしね。替え時だと思うよ。実際ユーザー数激減じゃない?」


「それはそう。みんなユニユニいったんだろ。」


「ユニユニいいよ〜。ちょっとだけ触ったけどクオリティも凄かったよ。」


「え?直人やったの?」


「うん。やったよ〜。」


「聞いてない!!なんで?私のは??」


「えー、言ってないかなー。」


「もー!知らない!ふん!ばーーーか!直人はもっと私を崇めな!」


「お前が直人くんを崇めろ。」


 ちなみにこの夫婦喧嘩はいつものことで次の話題に行けばケロッとしているのがすみれである。


「まあギルド解散したしありかもね。ユニユニ。」


「次は私女王様キャラでいくわ。いや、女神だな。」


「いつもだろ。なんで?」


「だれも私に歯向かえない様にしてやる。」


「アホか。」


 とりあえず3人で始めて、またギルド作ってかな。今度はメンバーもちゃんと面接して面倒事が起きないようにしないと。


「あ、僕は多分無理だよ。」


「あー、そうだね。直人来月からモスクワだったよね。8ヶ月はながいわー。」


「モスクワ!?」


「うん。オーロラ見てくるね〜。」


 こうしてこの日の会議が終わり、すみれとふたりでユニユニをプレイする事が決まる。


 ☆


 そしてその日の夜、インストールを終えた私はユニユニこと《Unique・Union・Online》のプレイを始めた。キャラ名はNuts XIII《ナッツ サーティーン》ナッツは捺希から、サーティーンは13番目のキャラクターである。前のゲームではナッツ トゥエルブだった。髪はくすんだグレーのセンターパートのセミマッシュ。瞳の色は深い青を選ぶ。俺はその時の自分の髪型に寄せがちなのでよく髪型が変わる。装備はレザーアーマーでいいかな。

 居酒屋会議の後調べたら武器関連はとても自由。ゆくゆくは長剣二刀流を目指そうと心に決め新しいゲームにワクワクしながら帰ってきた。

 アルビガンに降り立った後まずやることはすみれとの合流だ。直人くんはダウンロード版ではなく今どき珍しいディスク版を購入したと言っていた。彼はコレクターなので本棚にビッシリとソフトが並んでいたあの部屋の光景はそれはそれは心躍るマニア空間だったな。なので、インストールしている時間がないであろうすみれは俺より先にログインしてるはずなので、とりあえず以前のキャラクター名で検索する。


「・・・いないか。まあそのうち連絡してくるだろ。」


 何をしようかなと考え、レザーアーマー姿が気に入らなかったので防具屋にでもいくかと思い立ちマップを開くとどうやら反対方向に歩いていたようでくるっと急旋回。


「えっ!?」


「痛ッ!」


 後ろから来ていた人にぶつかってしまった。



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