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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第4章 『Abyss Ohm in luce』

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4-6 オムside

 

 ☆


「オムさ〜ん。」


 日課のレベリングを終え、今日は何をしようかとハウス内の工房で製作表を開いていたところ珍しく工房に入ってきたおカミさんから声をかけられる。


「おカミさん、どうしたの?」


「ひま?」


「なにしようかなって思ってたところだよ。」


「じゃあユニユニランドいかない?」


 ユニユニランドとは所謂ミニゲームコーナーだ。正式名称はUNIQUE Arcade Town|《ユニーク アーケード タウン》。何回目かのアップデートで増設された、アルビガンから移動することができる場所である。ちなみにぼっちの私は見に行ってすらない。


「ユニユニランド行ったことないんだよね。ぜひお願いします。」


「おっけ〜。ゆりちゃんログインしたらいこ〜!」


「よろしくお願いします!」


 このユニオンに属してからというもの、常にぼっちだった私はユニオン内のイベント事だけでなくクエストや討伐、はたまたこういう日常の遊びにも誘っていただけることが増えた。とてもありがたいと日々感謝しているし、ちゃんとMMOを楽しめている気がしているので誘ってもらえたら積極的に参加するようにしている。楽しいしね。

 ということで本日の遠足(おカミさんが遠足と称している)のメンバーはおカミさん、ゆりさん、私。そして最近加入したみみるさん、セバスチャンさん。以上5人である。

 Mirumiru Miruru《みるみる みるる》さんはおカミさんに次ぐギャルアバター。ゆりさんと同じで街でゴリラさんとナンパして加入してきたという経緯の方で主におカミさんやゆりさんと行動している。

 そしてセバス ザマス《せばす ざます》さん。通称セバスチャンさん。ちなみにナツさんはザマスと呼んでいる。某演劇の男役を思わせるようなイケメン女性のアバターをしている。


「では、本日は私がエスコートさせていただきますよゴッド。」


「うん!よろしくセバスチャン!」


「「しゅっぱーつ!」」


「お、おぉー。」


 こうして遠足が始まった。


 ☆


「わっ!ちょ!落ちる落ちる!!!」


「アハハハハハ!!!」


 現在カート型レーシングゲームで最下位を独走中の私にほぼ周回遅れなのに後ろから爆弾を投げつけてくるおカミさん。そして崖から転げ落ちていく。ちなみに4回目。


「オムさんなにやらせても下手だなぁ〜。」


「工場長は慌てているところがとてもキュートですね。」


「球使わなければ運動は出来るんです!!!」


 新人さん2人にもこのように言われてしまう始末である。自分の身体(アバター)を動かすのは得意なんだけどな。ちなみにここまでレーシング、シューティング、スポーツ系を2つと4つのゲームを終えている。なんで球技なんだ。

 だがしかし、次のゲームは道具を使わないアスレチックゲームだ。走ったり跳んだりするゲームなので私にも勝機があるだろう。そして結果はというと。


「よし!!勝った!!」


「工場長おめでとうございます。」


「セバスチャンさんありがとうございます!遂にやりました!」


 順位は私、みるるさん、ゆりさん、セバスチャンさん、おカミさん。


「つまんない!!!!」


「えぇ・・・。」


「次!別のやつ!!」


 こうして最下位で不機嫌になったおカミさんが選んだのは投擲系の射的ゲーム。そして私が投擲スキルを取っていることを知らないおカミさんに圧勝してしまう私。さらに次の反射神経を活かして飛来するものを避けるゲームでも圧勝してしまう。ミニゲームでスキルが影響するのはどうなんだろう。なんてことを考えていたのだが、そんなことより大問題が発生してしまう。


「つ!!!ま!!!ん!!!な!!!い!!!!」


「ど、どうしたの!?」


「ムーーーーー!!!」


 ベンチに座り怒りを露わにするおカミさん。そんな状況に私があたふたしているとゆりさんから説明される。


「これはあれだね。勝てなくてつまんなくて拗ねちゃった感じだね!」


「え、そ、そうなんですか?」


「オムさんちゃんと接待しないと〜。」


「オムさんあれで勝負だから!!!許さないから!!!あと、ゆりちゃん接待とかいらないから!!!」


 こうしておカミさんが選んだゲームで勝負をすることに。選んだゲームとは卓球。接待とかなく球技ダメなんですってば。


「痛い!!!」

 

「ざまぁ!!!」


「あ、ちょ、え?」


「スマーーーーッシュ!!!!」


「はい。オムさんの勝ち〜。」


 ゆりさんから勝利を告げられた私だが、おカミさんのチャンスボールを全て私の顔面めがけてのスマッシュでさらに全てクリーンヒットするという禊を与えられるのであった。どこへいった私の反射神経。


「アハハハハハ!スッキリした〜!!!」




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