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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第4章 『Abyss Ohm in luce』

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4-5 オムside

 


 ☆


 とある日、レベリングと称して素材集めで雑魚狩りをしていた私にナツさんから1通の電話が届く。


『オムさん!!!急いでハウスまで!!!やばい!!!急いで!!!早く!!!!!』


 ぷち。そう言い残して切れてしまう通話。とりあえず大慌てで向かう私。比較的街へ近い場所にいたこともあって5分かからずハウスへ到着。ハイドスキルと敏捷に感謝しつつハウス内へ飛び込む。


「ハァ、ハァ、ナツさん?ど、どうしたの??」


 リビングに飛び込むとそこにはナツさん、シカさん、ミスさんとミズさん、おれつよさんがソファーに座っていた。


「ね?5分以内にきたでしょ?俺の勝ちな!1万ギルずつよこしな!ハッハッハ!」


「いや〜火山エリアから5分はないな。凄すぎる。」


「ナツさん良くないですよ〜ほんとに。」


 ちなみにナツさん、おれつよさん、ミスさんの順である。そして1万払ってたのはミスさん以外の3人。ちゃっかりミズさんは賭けてたようだ。


「え?何事?」


「おっつー。」


 なにが起こったのか分からないままテンパってたらそこにおカミさんがログインしてくる。


「じゃあカミも来たしブックさん呼び戻していこか。」


「ドロップは自由でいいんだよね?」


「羽衣は私のだから!天女とは私の事!」


「楽しみですね〜。」


 各々戦闘服に着替え武器を装備し、飲み物を飲み干す。そして庭に出てナツさんがパーティテレポートを行うと、目の前にはアトラクションダンジョン。


「あ、えっと、ここ行くの?」


「え、うん?言ってなかったっけ?」


「聞いてないわい。」


「じゃあしゅっぱ〜つ!」


 こうして詳細は聞かされずアトラクションダンジョンへと入場していく。

 ちなみにアトラクションダンジョンとは宝探しイベントのようなものだ。ダンジョン踏破やボス討伐などを繰り返し途中でゲームがあったりとなかなか盛り上がる仕様である。


 ☆


「チャーーーーーンス!!」


「ふっ!」


「はっ!」


「アハハハハ!!!」


「いや、ちょ!笑ってないでおカミさんヒールヒール!!!」


 今チャンスとの合図を出したのがナツさん。そこに飛び込んだのがミス&ミズコンビ。3人が食らったのは範囲攻撃で、これを食らうと石化する。難易度が高くない遊びダンジョンだからこそできる遊びなのだが、ヒーラーのミズさんも石化、おカミさんは爆笑しているのでヒールするのが私とブックさんの補助魔法のみという状況でこちらはてんやわんやしている。

 おカミさんが爆笑している理由は、3人がポーズを取っているからである。ちなみに今回は組体操の扇のような形。だいたい攻略するまでに3回程この技が来る。ちゃんと攻撃すれば1回で済むのは言わないお約束らしい。


「お、ゲームじゃん。」


「だれがやる?だれがやる??」


「おカミさんどうぞ〜。」


「やりたそうですしね。」


 ゲームとは、宝箱を開けようとすると発生し、結果次第で報酬がかわるという仕様のものである。種類も何種類かあるとのこと。ちなみに今回はというと、


「うわっ!最悪!神経衰弱じゃん!」


「できますよー!がんばってー!」


「オムさんが終わった。って言ってる。」


「言ってません!!!」


「思ってる。」


「最低オムさん!!!」


「思ってません!!!!!!」


 ナツさんに濡れ衣を着せられる私。そして、しっかりクリアするおカミさん。


「オムさん、崇めな???」


「あ、あの、思ってないからね?言ってもないよ?」


「オムさんが奇跡って呟いてた。」


「さいてー。」


「ナツさん!!!!呟いてない!!!!!」


「オムさん、さすがにそれはおカミさんに対して危ういのでは?」


「・・・怖いもの知らず。」


「ブックさんやシカさんまで!?!?」


「おいちょっと待て。怖いもの知らずって言ったの誰だ?」


「・・・・オムさんが言えって言いました。」


「許さんオム!!!!!」


「言ってませんってば!!!ごめんなさい!!!!」


「「「ハッハッハッハ。」」」


 こうしてなぜか濡れ衣を着せられるという身内ネタが出来上がってしまった私ことアビスオームである。


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