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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第3章 『luce』

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43/51

ある日のナツ

 

 ☆


 今日はアップデートがあったから仕事を早く切りあげ帰ってきた。すみれはなんか遅くなるって言ってたしまあ誰かしら来るまでアプデ情報でも見ておくかな。


「おは〜。」

 

 って誰もいないわ。アプデ後だし結構いるかと思ったけどな。まあ成人済みが加入条件にしてあるから仕事とかあるだろうししゃあないか。

 とりあえずコーヒー入れてこよ。


「今日はサファイアマウンテンにしようかな。」


 工房のキッチンへ行き、いくつかストックしてある豆の中から酸味が強めでキツくない苦味の、上品な味のコーヒーを選ぶ。ちなみに今日のお茶請けはミスミズに貰った高級クッキーだ。自由に食べていいのは俺だけ。のはずだが減ってる気がするのはなぜだろう。


「あれ、なんか作りかけだな。」


 工房を見渡すと設計図が開きっぱなしになって制作中と出ている。まあ俺制作取ってないし見ても分からんしいいか。だれだろ。そう思ってフレンドリストを開いてログインしているギルドメンバーを確認する。

 

「オムさんっぽいな。作りかけで出かけるの珍しいな。」


 とりあえずそのままにしておいて、レストルームに行く。中規模ギルドの半ばへ差し掛かる我がギルドルーチェのハウスは今2階建てと地下の3フロアまで広がっている。外装は大きな洋館の様相で、いちばん広いメインルームと工房、あとはレストルームと名付けたギルドメンバー専用の部屋、客間と呼ばれているギルドメンバー以外も自由に入室できる部屋が、そして小さい応接室が1階にある。

 2階はすみれプレゼンツのヴィーナスルームという部屋があり、女性アバター専用ルームということらしい。あとは用途が決まっていない空き部屋3つと独断で社長室を作った。


「そろそろなんか部屋増やそうかな。とりあえず家具か。庭もそろそろいじりたいな。」


 こうしてアプデ情報の家具のところをチェックすることに。それにしてもこのクッキー美味いな。

 ユニユニでは味覚がはっきりあるのに満腹という概念がない為食事を楽しむことができるのもすごくいい。


「・・・コーヒー入れてこよ。」


 次は苦いのにしようかな。などと考え工房へ行くとオムさんが戻ってきていた。


「あ、戻ったんだ。」


「ナツさん。おはよう。どうかした?」


「いや、コーヒーのおかわり。作りかけでどっか行くの珍しいね。」


 なんかめっちゃ慌ててんな。どうしたんだろ。まあいいか。慌ててんのわりと日常だし。クッキー美味いしブックさんの豆勝手に使っちゃお。美味しいって言ってたし。そしてコーヒーを入れてから工房を出る。


「なんか、気になる。」


 工房を出る時もこちらの動きをチラチラ見ていた気がする。怪しい。なんか今日は怪しい。

 ログインしてきたカミやゴンゴリさん、ゆりちゃん達としばらくアプデ情報を見ていたがどうにもオムさんの態度が気になる。あれはなんか隠し事があるはずだ。よし、戻るか。


「ちょっと外すわ。家具の候補まとめといて。」


「あいよ。」


 カミ達に作ってもらったり買ったりする家具のリストアップを頼み、工房へ戻る。


「え、なにそれかっこい。」


 戻ってみたらめちゃくちゃ俺好みの装備を広げていた。黒一色ではないがもはや黒にこだわることもあるまい。見たことの無い装備だな。街とか歩いてても見ないしアプデで出た装備かな。


「欲しい!!!!」


 いや、くれってわけじゃないんだ。俺の分を作ってくれたらそれでいいんだ。

 くれくれビームをオムさんに向けていると超絶困っているオムさん。なんだ?そんなに渡したらダメな装備なのか?諦めるか?と思っているとブックさんがやってくる。


「あ!ナツさん!ちょっと!待ってて!!」


 突然叫んだかとおもったら内緒話を始めてしまった。なんだなんだ?感じ悪いぞ?

 しばらく待っていると内緒話は終わったようでブックさんから説明される。

 しょうがない、諦めるか。とガッカリしていた矢先のどんでん返しでくれるというオムさん。神よ。神様はすみれではなくオムさんです。

 そして、目当ての装備を手渡される。『銀鯱の纏』か。名前もかっこいいな。早速装備だ。

 見た目のイメージもさることながらバランスよく配色された白と黒、そして洗練された銀色のファーが俺のカッコ良さを際立たせている。あ、アバターのね。銀色が青い瞳にとても映えること間違いなしだ。


「わあー!かっこいい!!ありがとうオムさん!!」


「どういたしまして。」


 よし!みんなに自慢しよう!!!こうしてレストルームへ戻る俺。


「見て!!!!貰った!!!!!超いけてない!?!?!?」



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