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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第3章 『luce』

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37/51

3-5 UNION MEMBER side

 

 ☆


『みんな今日もありがとう〜!またね~♪』


 はい!今日もお仕事終わり!お疲れ様でした!私は人気絶好調のインフルエンサーです。最近はモデルの依頼とかもいただくし、企業案件でガポガポですイェーイ!身長172センチ!92-56-84!!なんの事かは秘密だよん。

 そんな私は最近空いた時間をユニユニをして過ごしています。戦闘はあまり得意じゃないけど、楽しく遊んでいます。

 今日は少し遅くなっちゃったな〜。


『やっと来た!!おっそい!!!』


『え、なに?ごめん。』


『とりあえずセネジーまで飛んできて!』


『あ、うん。わかった。』


 こんな感じの呼び出しはよくある。なんかやりたいことあるんだろうな〜。このときはそれくらいの感覚だったんだよね。


「あ、きた。」


「ごめんお待たせ。」


「ナツがギルド作るから。入ってね。」


「いやもう加入済みなんだけど。」


「知ってるよ?え?くるよね?」


 ちょーーーっと強引じゃないかなお姫様。まあでも、別に抜けても問題なさそうだし関係値変わるわけじゃないし大丈夫か。最初は5人必要だし、その5人に選ばれたのなら嬉しいことだしね。


「じゃあ話してくるよ。来たばっかりだけど。」


「あ、ごめんそれ後にして。今ナツと揉めてるから。」


「なにが?」


「ギルド名!!!私の味方するの!!!」


「えー。やだよー。2人めんどくさいじゃん。」


「うっさい!いくよ!!あとその話し方やめな!!!」


「こいつは失礼。では、仰せのままに、我が女神様。」


 全くもってこのお姫様は。こうして私GON GORILLAの移籍が決まった。



 ☆


「たのもーーーー!」


 勢いよくドアを開き、大声で叫んだ私。


「え?だれ?ナツー!お客さん!」


 リビングルームから出てきた黒ギャルさんは私を見るとすぐ人を呼びに行った。思っていた反応と違うな。もっと不審者扱いされるかと思っていたが。


「ん?だれからも連絡来てないけど?え、てか、だれ?」


「え、ナツの知り合いじゃないの?」


「うん。」


 あ、この人の知り合いだと思ったのか。なるほどそれで。


「どーも!道場破りです!!」


「不審者じゃん。」


 そうそうこれこれ。ちょっとテンション低いけど。 黒ギャルさんもうちょっとこう驚いたりとか怖がったりとかね。


「で、ご要件は?」


「あ、はい。私をユニオンに入れてください。」


「却下。じゃ、帰って。」


「はーーーい!ってちがーーーう!」


 そうそうこれこれ。これだよ。この反応だよ。


「えっと、そしたらとりあえず面接?しようか。」


「え?ほんとに?」


「嫌?」


「いえ、ありがたいです。」


 まさかこんなにすっと入れていただけるとは。そして私はリビングルームに通された。落ち着いた内装に団欒を連想させるコの字のソファー。これだけでいいギルドだとは言いきれないが期待ができる。


「あ、カミ。オムさんにお茶って言ってきて。」


「はーい。」


 なんとお茶まで出していただけると。


「えっと、ナッツ サーティーンです。ここの代表です。」


「改めまして、ブルー ジーンズです。」


 私のキャラ名は『Blue Jeans』《ブルー ジーンズ》。モデル体型女性アバター。実際はそんなこともないがゲームだけは許されるかな、と理想の体型を体現している。


「で、なんでウチだったんですか?」


「まだユニオンとして若くて今から発展していくと思ったから。あと、実はあの時カフェにいたんですけどすごく面白くて。」


「あの時?」


「ギルド名の。」


「それはそれはお恥ずかしいところをお見せしまして。」


「よくそれでウチ入ろうと思ったね。」


 そう、この2人がカフェでギルド名を巡って喧嘩をしているときに私はあのカフェにいたのである。黒ギャルさんは私の後方の椅子から話しかけてくる。


「普通嫌じゃない?」


「いや?楽しそうだなとお見受けしたよ?」


 実際、元々いたところは簡素なやりとりのみで入るところ失敗したかなー。と思っていたところであの会話だったのだ。


『コンコンッ』


 ノックのあとオレンジのエプロンをかけた女性(アバター)が入ってくる。


「あ、えっと、お待たせしました。」


「うん。ありがとう。」


「えっと、ごゆっくり。」


「ご丁寧にどうも。」


 ニコッと軽く会釈をしたらバタバタと会釈を返して部屋を出ていくエプロンさん。あの方は工場長って言われていた方だな。ご丁寧ににお茶菓子まで用意してくださったようだ。


「まあ確かに今から発展していく予定なんですけど、どうしてそれがいいんですか?」


「私、器用貧乏をキャラとして生きてるんですよね。あ、ゲーム内でです。なので、みなさんのお手伝いをさせていただきたいので、その見返りに仲間に入れて欲しくて。」


「ちなみに最初の登場の仕方は?」


「悪ふざけです。受け入れてもらえるかなと思って。すみません。」


「分かった。じゃあよろしくね。ブルージーンズさん。カミ、オムさん呼んできて。」


「あいよ。よろしくね、ブルージーンズさん。私のことは崇めてね?」


「お前それ全員に言うの?」


 あまりにもあっさりで黒ギャルさんもなにも言わないので、逆に私からこの質問を飛ばしてしまう。


「え、いいんですか?」


「え?入りたいんだよね?」


「あ、はい。」


「うん。じゃあよろしく。」


「まあ私とナツが見てるしね。」


「な。」


「えっと、じゃあよろしくお願いします。」


「存分にキャラだしてってね、えっと、デニムさん。」


 その後、オムさんもやってきて改めて自己紹介。


「新しく加入しました!痒いところに手が届く!ギルドの孫の手、ブルージーンズです!」





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