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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第3章 『luce』

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36/51

3-4 オム side

 

 ☆


 第2戦以降ナツさんは前には出ず当たり障りのない攻防を繰り広げる。

 そこからも何度かフォーメーション変更を行い相手の弱点を探す。そして何度目かのワイプである。


「ねー、やっぱまだ無理そうじゃない?」


「即席パーティーには厳しいかもしれないね。」


 疲れ始めたおカミさんと、ずっと前衛を張ってるのに冷静な明太子さん。


「ふむ。とりあえず5分ほど休憩しましょう。」


 この休憩中、シカさんがチラチラっとこちらを見てくるようなので声をかけたが、「あ、ごめん。なんでもない。」と言われてしまった。なにかやらかしただろうか。


「では、5分経ちましたが続けますか?ナツさん。」


「うん。行ける気がする。」


「やっとか〜。今回は最初の気合い考えたらちょっとかかったね。」


「ではあとはナツさんに合わせる感じで。」


 ナツさんのスイッチは皆さんご存知のようだ。明太子さんとひっしーさんも同意している。


「まず、盾持ちは無視でいいや。というか盾持ちに魔法バンバン打ってほしい。コスト低いのでいいから切らさないように。」


「コスト低くていいなら私がやりましょう。」


「じゃあもう1人のは私が。」


 これでブックさんとミズさんが名乗り出る。


「シカさんとオムさんと明太子は後ろの杖持ちね。」


「おっけー!」


 返事をしたのが明太子さん。私とシカさんは頷く。


「ひっしーは大変だけど全員の回復見てて。カミは俺。ミスとつよぽんは大剣。モーニングスターは俺がやる。」


「「合点承知之助!」」


「・・・ミス氏それ・・・僕の。」


 勢いよく返事をした2人。


「ナツ大丈夫そうならケアするね。」


「あんまり自信ないけどがんばります。」


「っし、次で決めるわ。本気でいいよ。」


 そして、ナツさんの気合とともに最終戦が開戦。


 ☆


「いい加減、消えろやぁ!!!!」


 この怒声のあとモーニングスターの騎士が消滅。すぐさま後ろの杖持ちのフォローに回るナツさん。まずは右の明太子さんのところへ。その頃私も杖持ちの1人を倒してシカさんのヘルプに回る。


「ナツ!私は!?」


「全部!」


「了解!」


 2対1になったことで余裕ができた私はこの会話を聞いていたが全部ってなんなんだろう。と思っていた矢先ヒールが飛んでくるわ攻撃魔法ぶち込むわで本当に全部やっていた。


「あ、やばい。ナツくんヘルプ!!!」


 スタンをかけられたつよぽんさんが大ダメージ。そこに瞬足でナツさんが駆けつける。モーニングスター、杖3人が倒されたところで今までになかった動きを見せるホーリーナイツ。

 盾持ちの1人が盾をつよぽんさんに投げつけスタン。その後つよぽんさんの所に移動する。動けないつよぽんさんのところが1対2になる。


「ごめん!もう1人!」


 二刀を使い大剣と盾持ち(今は片手剣のみ)の2人を捌いているナツさんからもヘルプがかかる。つよぽんさんはおカミさんの例の闇の鎖によって回収済み。

 私とシカさんが同時に動くが私の方が早かったようで大剣持ちを受け持つ。

 

「さあ!第2ラウンドじゃい!!!」


 ナツさんが気合いを入れ直す。


 ☆


「よーーーし!おつかれ!」


「「「「「おつかれさまでした!!」」」」」


 ナツさんの掛け声とともに各々声を発する。シカさんとつよぽんさんは握手を交わしている。

 あの後、ナツさんは早々に盾持ちを倒しこちらに加勢。ミスさん、シカさん、明太子さんで大剣もう1人のを倒すと残りは2人。戻ったつよぽんさんとミスさんが防ぎきり、あとは数の暴力でなんとかなった。


「さすがのナツくんだね。」


「いや、貢献度でいったら今回は魔法組だな。ありがとう。」


「えっへん!!崇めな!!!」


「ありがとうございます。」


「本日もいい戦いでしたね。本当に皆さんお疲れ様でした。」


「よーーーーし!帰って打ち上げだーーーー!!!」


「「「おー!!!!!」」」


 こうしてルーチェのハウスへ戻り打ち上げを開催することに。ハウスへ戻るとギルドメンバーが次々戻ってきた。


「打ち上げと聞きまして。」


「祭りだーーーーー!!」


「クリアおめでとうございます。」


 こうして10人の打ち上げは大宴会になる。

 ちなみにこの時我がルーチェは33人の中規模ユニオンへと変貌を遂げていた。

 宴会を聞きつけたナツさんのフレンドさんやその他フレンドさんたちも相まって50人規模の大宴会へと変貌をとげる。

 そして私は今工房のキッチンで必死にご飯を用意しています。


「手伝おうかね。」


「あ、デニムさん。助かる。」


「オムさんは立役者って聞いてるけど、参加しなくていいの?」


「そんなことないよ。それに大人数苦手だしね。」


「ナツさんが探してたから1度顔を出すといいよ。」


「うん。あとで顔出すよ。」


 こうして、大宴会は0時を越えても続くのであった。



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