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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第3章 『luce』

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3-3 オム side

 

 ☆


「発表します!!!」


 ナツさんに集合と言われもはやゲストルームと化したメインルームに集まること10人。


「何が?」


「おいおい女神様よ。俺が発表って言ったらあれしかないだろう?」


「だから何が?」


 私を含む残り8人は大人しく聞いている。集められたのは、ナツさんは当然として、私、おカミさん、ブックさん。ギルド外からミスミズさん、シカさん。後の3人はご一緒したことが無いな。


「今日俺は、《ホーリーナイツ》に挑む!!!」


「おお。」


「ついに。」


 返事をしたのはミスミズさん。『miss fire』《ミス ファイア》さんと『mizu water』《ミズ ウォーター》さん。この2人は9割セットなのでミスミズコンビと呼ばれている。


「ホーリーナイツですか。あれは中々骨が折れますよ。」


「だからいいんじゃん!今日俺やる気なんで!!」


「これは期待できそうですね。」


 《ホーリーナイツ》とは聖属性騎士団の単体ボス攻略ダンジョンのボスモンスターだ。10人パーティーで挑む高難易度ボスで、毎回攻撃パターンや連携、使ってくるスキルが違う言わば腕試しの相手で、今では主にイベント企画で持ち出されるクエストである。

 ちなみにパーティーで挑むため私はこれが初戦。


「はい。」


「はい。明太子!」


「構成は?」


「知らん!!みんな得意なやつで!!」


 え?そんな感じなの?ホーリーナイツって結構連携大事なんじゃなかったかな。


「私、ヒーラーしかできないです。」


「合わせますよ〜。」


「じゃあひっしーはヒーラーで!つよぽんはいい感じのとこで!」


 とりあえず初めましての3人は明太子さんとひっしーさんとつよぽんさんってことは分かった。


「じゃあとりあえずそんな感じで!レッツゴー!」


 どんな感じ!?私は!?


「さて、ではナツさんの気合いが高まっているうちに決めてしまいましょう。」


 こうしてブックさんの進行に切り替わり、無事に構成が決まる。


 ☆


 そして、ホーリーナイツ安全エリア。

 前衛に『Oreha Tsuyoi』《おれは つよい》さん。つまりつよぽんさん。そしてミスさんのふたりが盾を持っているいわゆる純タンク職だ。

 そして、前寄りにナツさんとシカさんと『めんたい

 マヨ 』さん。 この人が明太子さんだ。


「俺、やばかったらタンクのフォローまわるからね。」


「合点承知之助。」


 変な返事をしたのがつよぽんさんだ。

 そして後衛にズラっと左から私、ミズさん。

 中央にはメインヒーラーの『ダイヤ アーガイル 』さん。この方がひっしーさん。由来はめっちゃひし形じゃん。とのこと。

 そして、おカミさん、ブックさん並びだ。

 前から徐々に人が横並びに増えていく扇形のフォーメーション。今回私は遊撃がメインとなった。

 ホーリーナイツは構成もその時々で違うらしいが、今回は7人で盾持ち2人に大剣2人、杖が2人で残りの1人はなんとモーニングスター。騎士とはいかに。


『遊撃で大丈夫でした?ランカーばれにならないように考慮したんですが。』


『お気遣いありがとう。もしヤバそうなら小太刀持つけど大丈夫だよ。』


 ブックさんは私がトップ10のAbyssだということをずっと隠している。私的には隠してるつもりは無いんだけど騒ぎになることを考慮してくれているらしい。


「うし!じゃあいこうか!」


「「「「おう!!」」」」


「「「はい。」」

 

「気合いだけは充分だね。」


「では行きます!!俺は!!!強い!!!!」


 つよぽんさんの掛け声と同時に強挑発系スキルの《ウェルバック》が発動される。あ、ウェルバック打つ時に俺は強いって叫ぶのか。ナツさんと気が合いそうだ。

 そして、ミズさんとおカミさんから攻撃魔法が飛ぶ。


「《アグリーウェーブ》。」


「《ピラーバーン》!!!!!」


 範囲継続ダメージ+ノックバック効果を持つ魔法と複数の的に大ダメージを与える魔法だ。


「シカさん!出るわ!!」


「うい。」


 さらに両サイドから二刀長剣のナツさんと大太刀のシカさんが大剣持ちに突っ込む。最初は前衛は1対1で様子を見るという作戦。なのだが、


「あーだめだめ!ワイプしよ!」


 開始後様子を見てた早い段階でおカミさんからワイプ指示。それに従い全員安全エリアに戻る。


「どしたん?」


「1対1にしたら盾持ちと盾持ちで泥仕合だし魔法バンバン後ろに通ってたよ。」


「そうですね。攻撃魔法より守りに比重が偏りましたね。」


「ふむ。この場合私とオムさんは腐りますね。」


 ナツさんの問いかけに答えるおカミさんとミズさん、ブックさん。


「私とモーニングスターは相性悪くない?」


 明太子さんの武器はトンファー。リーチが違いすぎるのだ。これは前衛足りないし、魔法後ろに打ってくるなら前衛増やしてタンクは真ん中なのかな。パーティープレイの経験値が私には低すぎるから分からないけど。


「俺、もうちょい見たい。わからんかも。」


「じゃあナツくんがスイッチ入るまでボクが変わるよ。」


「じゃあ私モーニングスター受け持つので、俺強さん後衛守って下さい。」


「合点承知之助。」

 

「盾持ちが進んでくるようなら一旦俺とオムさんで受けるわ。オムさん近接戦えるよね。」


「うん。大丈夫。」


 そう返事をして小太刀を装備する。

 これによりフォーメーションは前に左に明太子さん、真ん中にミスさん、右にシカさん。

 中央に私とナツさん。その後ろにブックさん。そしてつよぽんさんが構えてその後ろに魔法3人の縦型に変更される。


 そして、ホーリーナイツ戦第2弾のスタートだ。



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