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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第3章 『luce』

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33/52

3-1 オム side

第3章ではルーチェの内情に触れていきましょう。


新キャラ続々登場!お楽しみに!



※時系列がバラバラです。



わけが分からなくならないように気をつけてね。

 

 ☆


 ギルド設立、そして私が加入してから約3ヶ月が経った。日々増えるギルドメンバーさんとは少なからず関わる機会も多くなってきているが、基本私はレベリングをしている為呼ばれないとハウスにいないので挨拶程度のことも多い。

 ブックさんが、「休憩するタイミングで戻られると少しマシかもしれませんね。」と言っていたので戻るようにはしているが、ピークタイムともなると人が多いので少し遠慮してしまう。

 そんな私に、今日はおカミさんから呼び出しが入ったので今ハウスに戻っているところだ。


「ただいま戻りました。」


「あ、オムさんおつ〜。」


「工場長お疲れ様〜。」


「おカミさん、ゆりさんお疲れ様です。」


 ゆりさんは7番目に加入してきた方だ。とてもビジュがいい。キャラクリ上手すぎないかなと思うくらい自然にかわいいのでギルドのアイドル的ポジションにいる。おカミさんと仲がいいのが意外な展開。


「ちょっとこっちきて〜。」


「あ、うん。」


「このね、装備が欲しいんだけど入手方法が分からなくてさ〜。」


「ドロップなのかなー?カミちゃんに似合うと思うんだよねー!」


「あ、これ制作だよ。」


 2人が言ってる装備は《シアーヴェールビスチェ》。制作スキルをある程度進めると開放されるNPCクエストを受け、クリア後免許皆伝という形で特殊な設計図が報酬として渡され解禁されるレシピだ。


「え?作れるの?」


「うん。隠しレシピの中にあるよ。」


「隠しレシピってトレードリスト出せないやつだよね?カミちゃん裁縫あげてる?」


「あげてなーい!」


 あー、これは駄々こねるな。いいや、まあ今日はノルマ終わったし。


「作ろうか?」


「え?作れるの?」


「工場長なので。崇める?」


「崇める崇める!素材取ってくるね!何がいる?」


 最近はこういう軽口も叩けるようになってきた。私としてはすごく前進だとおもう。


「えっとね、谷エリアの黒熊の革と岩山エリアの巨大鷲の羽だね。あとはその辺の簡易素材でいけるっぽい。」


「無理じゃん。」


「ですよね。」


 谷エリアも岩山エリアもまだおカミさんの範囲外だ。ゆりさんはいけるかな。岩山は私か。


「じゃあ私岩山いってくるね。」

 

「あ、ごめんワタシもう落ちるんだ。」


「あ、そうなんですね。」


「じゃあオムさん両方よろしく!」


「あ、はい。行ってきます。」


 こうして谷エリアと岩山エリアへと素材を取りに行く私である。


 ☆


「オムさんちょっといい?」


 工房で新装備を制作中、ナツさんから声をかけられる。ちなみにこの新装備は3日前のアプデで新たに更新された高難易度装備だ。


「あ、うん。ちょっとまってね?」


 もう仕上げの段階だったのでさっさと済ませてしまう。工房はギルドのランクアップと共に広くなり、設備や制作範囲ともにレベルも上がっている。私が任せてもらっていることもあり、作る装備もレベルが高いため出来うる最良のものを準備してある。


「ごめん。お待たせ。なに?」


「こないだアプデあったじゃん。で、これ欲しいんだけど俺装備できる?」


 ナツさんが見せてきたのは新装備で出てきた氷属性の長剣だ。氷属性の長剣ね。欲しいだろうなぁ。


「本当に目指すところがわかりやすい人だね。」


「うるさ。」


「うん。装備は大丈夫だと思う。確か《ウォルブレイク》取ってたよね?」


 《ウォルブレイク》とは片手剣の中級上位スキルだ。このゲームはスキルツリーがどこまで進んでいるかで装備可否が決まる。


「うん。取ってる。」


「じゃあ大丈夫だよ。」

 

「じゃあよろしく。急ぎじゃないから。」


「はーい。」


 そういって工房を後にしたナツさん。


「・・・。」


「いや、はーいじゃないでしょ私!あまりにも自然な流れすぎて引き受けちゃったけど!!」


 確かにアプデ後出来た新マップ雪山エリアはナツさんはまだ行けないし、わかるんだけど、いや、わかるんだけどね?


「ハッハッハ。お困りかな?」


「あぁ〜〜〜!赤飯さん!!」


「どれ、モンスター素材は私が引き受けよう。」


「ほんっっっっとうに助かります!!」


「実はナツくんにこの装備を教えたのは私でね。」


「お前かい!!!!!!」


 こうして新マップで素材を集めているとたまたま出会ったユニークボスを討伐し、ランキングを更新することになった私である。



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