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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第2章 『UNION結成』

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2-7 ナツ&オム side

 

 ☆


「あれはちょっとズルじゃない?」


「ナツさん。文句は言わない取り決めですよ。」


「はいはい。」


 デュエルの結果に少し不満はあるものの、じゃんけんと一緒で文句言いっ子なしってすみれと2人で決めたルールなのでこれ以上は言わない。


「ま、まあ、その、いい場所空いてたから良かったんじゃない?」


「まあ私の方が賢かったってことだね!崇めな?」


 なんだこいつ。調子乗ってんな。とりあえずあとはゴリラさんと合流してギルド立ち上げるだけだな。


「ごめんごめん。待たせたかな?」


「いや、大丈夫。終わった?」


「うん。無事に終わったよん。」


「その見た目と声でよんはきちぃ。」


「さて、ではユニオン本部へ行きましょうか。」


 ☆


『では、こちらに必要事項を入力して頂き、申請は終わりとなります。なお、Union・Officeですが、設立後に必要ゴールドをお持ちであれば建築できます。尚、この処理はユニオンマスターのみが行うことができます。』


 NPCの案内にそって必要事項を入力していく。これで俺、すみれ、ブックさん、ゴリラさん、オムさんの5人によるユニオン『lugn ciero』《ルーン チェーロ》が設立される。ちなみに全部小文字なのはすみれが「Lが小文字のがかわいい。」と言ったからだ。


「よし。おっけ。じゃあまた戻ろうか。」


「これで場所取られてたらウケるね。」


「お前そんなフラグ立てんなよ。」


 幸いにもフラグ回収ということはなく、無事目当ての場所にギルドハウス、正式名称『Union・Office』を建設できた。


「よし!!!俺の城!!!!」


「み!ん!な!の城ね。あとちゃんとお礼言いなさい。」


「ブックさん本当にありがとう!!」


「いえいえ。私も嬉しいですよ。」


 いや、本当にありがとう。まじで。ありがとう。絶対返すね。


 ☆


 まさかブックさんが立て替えてるなんて。なんて甘いんだ。わたしもお金むしられるのかな。ちょっと不安になってきた。


「これで工房借りなくても装備更新できるね。」


「ここにはテレポでこれるから街の中歩かなくて済むしな。時短時短。」


「とりあえず中に入りましょうか。」


 ブックさんに促され、全員で中へはいる。

 中は1フロアで、左に工房と書かれたドアが1枚。右にLIVINGと書かれたドアが1枚。中央に机と椅子、端末が置かれている。

 

「なんか、せまくない?」


「かわいくない。」


「うん。ここが僕とおカミの愛の巣だね。」


「黙れ。」


「ユニオンポイントを稼げば広くなるようですよ。」


 私は動画で見たことがあったのでそれほど驚きはしなかったが、たしかに狭い。


「じゃあとりあえずハウジングやるわ。」


「待ってリビング私やる。」


「僕はおカミについて行くよ。」


「じゃあ俺庭で。」


 あれ、まず内装触る感じなんだ。てっきりクエスト行くのかと。え、私何したらいいんだろう。


「じゃあオムさんは私と工房を見に行きましょうか。ね、工房長。」


「よろしく〜。」


 そう言って庭へと消えていくナツさん。おカミさんとゴリラさんはもういない。なのでとりあえず言われるまま工房に入る私とブックさん。


「ふむ。やはりまだ狭いですね。」


「工房っていうより物置だね。」


「この端末で模様替えが出来るようですよ。」


 端末を開くと、炉、調理台、加工台、ミシン。とある。


「あれ、縫製ってミシンだけでできないよね。」


「織り機はないようですね。」


「炉があっても鋳鉄資材もないね。」


「ふむ。困りましたね。」


 そう言って工房の外へ出ていったかと思うとすぐに戻ってきたブックさん。


「ナツさんに確認していましたが任せるとの事でしたので勝手にやっちゃいましょう。」


「え?いいの?」


「オムさんが工房長なので。あ、ナツさんは工場長に任せるとおっしゃってたので工場長ですかね。ではお願いします。お手伝いしますので。」


 こうして工房の内装担当になる私であった。

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