〜プロローグ②〜
☆
「おつ〜。」
「あ、ナツさん。おはよう。」
ナツことNuts XIIIがログインしてくる。ログインしてすぐパーティ会場(ギルドハウス内)の確認を行う。
「いい感じじゃん?」
「でしょ?がんばりました!」
「まああとは俺やっとくわ。あの辺とかこの辺とか気になるし。」
「いや気になるんかい。」
基本ハウスの内装、装飾はおカミさんことGod Angelの好みで出来上がっている。ちなみにおカミさんはサブマスターとかの役職はいらないとのことだがナツさんとは古くからの知り合いのようでほぼほぼ最高権力者である。ちなみにサブマスターは他にいる。
それでも方針はマスターであるナッツが決めるので内装関係はこの2人が行っている。
「無難すぎるんだわ。てか景品どうなった?」
「景品ね!がんばったよ!この間のアップデートで出た新しい武器の素材があったから《大地切断・大剣》を作ったんだけど。人気らしいから言い値はるよ〜!」
「あぁ。あれね。いいじゃん。で、1等は?」
「え、これが1等なんだけど・・・?」
「いやいやオムさ〜ん。それじゃ大剣使わない人が1等だったらどうすんのさ〜。みんな装備出来るやつでよろしく〜!じゃあ内装やってまうわ。」
そう言い残しその場を去るナツさん。我ながらなかなかに苦労と時間をかけた景品なんですがだめですかそうですか。えっと何にしよう。
「とりあえず、アクセにしようか。」
そして制作表の中からアプデ後に出た新装備のアクセサリーを選んで制作する。が、だ。
ここで素材が足りないことが判明。ただ、今からまた作るものを考えるのもめんどくさいので素材を取りに行くことにする。
「ナツさんごめん。ちょっと素材とりに出てくるね。」
「あいよ〜。」
☆
もろもろの用事を済ませて再ログインをした私God Venusはハウス内を見渡し人を探すがロビーやメンバールームにはだれもいなかった。あれ?時間間違ったかな?と思いパーティルームへいく。
「おつ〜。」
「おう。」
「あれ?ナツだけ?」
「いやなんかみんな自室とかデイリーこなしたりしてるよ。」
「あね?オムは?」
「素材取りに行った。」
「あーん。用事あったのに〜〜〜。てかここ可愛いね。」
「だろ?俺がやりました。」
「さすがっす。」
なんでオムさんいないんだよ。まったく。今日ネット見てたらかわいいローブあったから作ってもらおうと思ってたのに。とりあえず個人連絡をすることにする。
『オムさん今どこー?』
『あ、おカミさん?おかえり。今砂漠エリアだけど?』
『早く戻ってきて〜お願いがある〜。』
『え、いや素材・・・。』
『いいから早く!!』
『はい!!!なるべく早く戻ります!!』
それから10分くらい経った頃オムさんが戻ってくる。
「すみませんお待たせしました。」
「あのねー。このローブが欲しいの。」
「え、うん。」
「作って?」
「あ、はい。じゃあ今度作って渡すね。」
「違う今。すぐ。今日着たい!!」
「いやでもいまパーティの準備が・・・。」
「作って!!!!!!」
「・・・はい。」
☆
おしゃれ装備を見つけたおカミさんはだいたいこうだ。今日はパーティもあるし大丈夫かな。と思ったがとりあえず横でずっと待ってるし先に作らないと。
素材は、足りるな。なんだよこの素材。アプデ新装備ってもしかしてこの『結晶サボテン』絶対使うのかな。余分に取ってきて良かった。まあ材料あるしあとはスキルを使って高ランクにするだけか。
「おカミさん出来たよ。」
「わあー!ありがとうー!着るー!」
こうして欲しい装備を手に入れたおカミさんは上機嫌だ。まあしばらくしたら飽きるんだけどね。とりあえず私はアクセサリーを作りに工房にいきますか。




