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Unique・Union〜トップランカーなのに奴隷をやっています〜  作者: 三笠 どら
第2章 『UNION結成』

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19/29

2-1 ナツ side

第2章はユニユニでのギルドについて触れていきましょう!

まずはナツ視点からですね!

お楽しみください!

 

 ☆


「そろそろだと思うんだけど。」


「何が?」


「ギルド。」


 ここはとある居酒屋。目の前にはGod Venusこと脇坂すみれが座っている。


「また自分の城作るの?ハーレム天国?」


「いやそんなつもりはないんだけど。」


 だれがハーレム天国だよ。そもそも俺はネット内恋愛に興味がない。


「てか別にギルドいらなくない?なんで拘るの?」


「いや俺も今回はいらないと思ってたんだけどさ。ユニユニって個人ハウスないんだって。」


「あ、そうだね。ギルドハウスだけだね。」


 ユニユニでは正式名称『Union Office』《ユニオン オフィス》というギルドハウスが存在する。今のところ個人用のハウジング施設はなく、ハウジングはギルドハウスのみ行うことができる。


「毎回街の工房とかめんどくない?あとたまり場欲しい。」


 ある程度攻略も落ち着き始め、MMOの醍醐味とも言える人との触れ合いに楽しさを見出し始めたこの頃、街で立ち話というのも違うかなと思い始めている。


「ってことでユニオンに入るか建てるかしないと。」


「まあ性格上入るはないよね。社長がいいんでしょ。」


「そう。俺は社長がいい。あとすみれを連れて平社員からとか庇える気しない。」


「は?どういう意味かな?まあそろそろ言い出す頃だとは思ってたけどね。規模は?」


「まあ最近はフレンドリストもだいぶ増えたしとりあえず適度に遊んでる人たちには声掛けてみようかな。」


 Unique・Union・Online通称ユニユニで遊び初めて半年。直人くんはモスクワへ行ってしまったのでこうやってたまに連れ出してすみれの息抜きをさせている。


「ブックさんは固いよね。どこにも所属してないらしいし、毎日のように遊んでるわけじゃん。」


「あ、私ゴンゴリさん誘いたい。」


 こうして声をかける人を洗いざらい意見し合いこの日の飲み会は解散となる。まあ1時間後くらいにはゲーム内でまた会うのだが。


 ☆


「って話になったんだけど、どう?」


「もちろん。お2人について行きますよ。いやはやこの歳なって新入社員とは心が震えますね。」


「新入社員って。ちなみにブックさんサブマスターだから!」


「ん?おカミさんがやられるのでは?」


「わたし、役職いらなーい。責任もてなーい。」


「なるほど。では副社長を拝命させていただきますね。」


 さすがブックさん。物分りがいい。


「ユニオンを建てるのはいいのですが、オフィスまで、となると元手がないのではありませんか?」


「え、金かかるん?」


 ブックさんの説明だと、ギルド開設自体には5名加入者がいれば問題なく加入できる。が、ギルドハウスは1000万ゴールドかかるとのこと。ちなみにこのゲームの通貨単位はゴールド。


「資本金、ということでしょうかね。実際ユニオンの活動もオフィスを手に入れてから本格化するようですしね。」


「わたし、300しかないよ。」


「俺500。」


「では私が立て替えましょう。お二人とも手持ちがないと困るでしょうから100ずつお預かりして残りは私が。」


「え、やばくない?ごめんすぎるんだけど。」


「そうだよ。さすがに俺が貯めるまで待つよ。」


「なに、投資、というやつですよ。それに私は見た目装備にお金を使わないので貯まる一方ですしね。いずれご返済いただければ問題ありませんよ。」


 な、なんていい人なんだ。ブックさんってなんで俺らにこんな良くしてくれるんだろう。まあ前聞いた時も「お2人の魅力に代えられるものなどありませんよ。」ってはぐらかされたけど。


「じゃあお言葉に甘えて!ありがとうブックさん!」


「ナツちゃんと返しなよ?ありがとうございますブックさん。」


 ☆


「ねぇ、足りなくない?5人。」


「足りないね。」


「足りませんね。」


 声をかけた人は即決できずちょっと考えるとかとりあえず抜けていいか今のギルドに確認するって返事が多かった。


「さすがに5人に声掛けてすぐは無理か。」


「1人当てがあるのですが、聞いてみてもよろしいでしょうか?」


「え、もちろん。だれ?」


「それはお楽しみということで。」


 こういう時に茶目っ気出してくるブックさんは珍しいな。でも知らない人とかじゃないんだろう。少し待ってみようかな。


「ねぇナツ。」


「ん?」


「ギルド名何にすんの?」


「え?前のじゃダメ?」


「いやだよ前のゲームの人にすぐ気付かれるよ。」


「あー、それもそうか。」


 ギルド名なー。何にしよう。今までのだと、『ウイスキー ボンボン』とか 『ライトニングスター』とかなんか語呂で決めてたりしたんだけどなー。前回は『メイクマネー』ですっごい不評だったし。


「私の国つくろうよ。」


「却下。」


 俺の国か。王国、王冠、クラウン、あ、なんかいいかも。


「じゃあXIIIサーティーン Crownsクラウンズで。略して桜ね。」


「お前の王国じゃねぇか。ふざけんな。」


「ふむ。いい響きですね。」


 ということで俺のユニオンはXIII Crownsに決定した。



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