表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

不吉な写真

作者: ことり。

これは私が社会人一年目の時の話です。




初夏の週末の昼下がり、大学の時の仲間4人とと久々に集まって海でバーベキューをしていた。


「ほんとみんなで集まれて良かったねー!」


海をバックにみんなではしゃぎながら私の携帯で集合写真を撮った。



「後から送るねー!」「ありがとう!」



バーベキューをして1週間が経とうとしていた頃、仲間の1人から電話が来た。



「この間みんなで写真撮ったの送ってくれたじゃん。あれA子加工した?」


「そんな事しないよー。なんで?」


「今すぐ見て!」


電話を切った後すぐに写真を確認した。


「え!何で!?」


そこには私以外みんな顔や、手、体が部分的に消えていたのだ。 


「何で私だけちゃんと写ってるんだろう。ちゃんと撮って送ったはずなのに。みんな怒ってるだろうな。」


1人ずつ電話をすることにした。


「さっきは写真のこと教えてくれてありがとう!確認したけど何であんなことに!楽しかった思い出がぶち壊しよね。」


「A子。さっきは言えなかったんだけど、A子以外みんな色々あってね。私なんか植木鉢が歩いてたら上から落ちて来て。少し怪我をしたの。B子はリストラにあって、C子は精神的な病気に悩まされてるらしいの。A子も気をつけて!」



「何だか不吉ね。何でいきなりそんなことに。気をつける。ありがとう。」



でも私は自分の顔、体はちゃんと写ってるんだから大丈夫と思って安心していた。



数週間後、、、。



私はいつものようにバスに乗った。


今日はやけに混んでいる。


するといきなり「静かにしろ!!さわぐんじゃねーぞ!」


なんとバスジャックにあったのである。


男の手にはナイフらしきものが。


絶体絶命!!


もしかしてと思い、私は携帯の写真を確認した。


そこには写っていたはずの私が消えていた。


「え?!うそ!」


おもわず声が出てしまった!


「お前電話してるな!」



「きゃー!!」



こと後のことは皆さんのご想像にお任せします。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ