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14話

テスト5日目。

最後のコミュニケーション英語のテスト終了のチャイムがなった直後クラスの人達の叫び声がこだまする。

学生なら誰もがするテスト終了の後の叫ぶアレである。


「なーなー、市川。カラオケ行こうぜ」


「しゃーねーなー、行くか!」


「唯ー、今日は愛しの旦那とデートするの?」


「えー、うん!ひな、ごめんね…」


「全然、いいよー楽しんできてねー!誰か今日遊べる人ーー!」


「私、遊べるー!」


「私もー!」


「俺も行っていいー?」


「俺もー!」


「佐藤さんも行こー!」


「えっ、私?いいの?」


「うん!一緒に勉強した仲間だし!行こー!」


あれ、俺、誰からもサソワレテナイヨ。

よく同じ時を過ごして仲良くしてると思ってたグループのメンバーはゲーセンに行くんだって。

俺そんなの聞いてないよ。


後、一緒に勉強した仲間だって?

俺が一番頑張ったんだが?


「誰にも誘われていない可哀想な山本よ。

俺が遊んでやるよ。

だから、早坂さんの所に行こうぜ!」


『お前も誰にも誘われてないだろ。

ってか、一人で陽キャグループに入るのが怖いくせに。』


「ソンナコトナイヨ。キノセイダヨ。」


そんなやつをほっておいて俺は廊下にでる。


「雄くん、遊ぼー。」


「私も雄くんと遊びたいー!」


「私もー!」


イケメンはいいなー。女子がめっちゃ集まってるじゃねえか。


「(先生もー!)」


キモいキモいキモい。

壁に隠れながらおばちゃん先生が羨ましそうにしてる。

何あれ。キモすぎだろ。




別に俺はこの後一人寂しいわけじゃない。

そう、あの木下りんごとおでかけをするのだ。

うひゃひゃ。


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