表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/100

第六百九十六話『アレレベルにゃん』

 第六百九十六話『アレレベルにゃん』


《よもや新語が現われようとはにゃあ》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「ええとぉウチは……」


 きょろきょろ。

 きょろきょろ。


「んれにゃん!

 んれにしようにゃん!」

「んれにしよう、って……。

 ミアン。

 気は確か?

 いっくら」


『アレと暮らしている』


「からって、

 あなたまでもが」


『アレレベル』


「に歩調を合わせて、

 下がらなくっても、

 いいんじゃないのかしら、

 とか、

 つくづく思うのだけど」

「ふにゃ?

 にゃんにゃの?」


『アレレベル』


「って」


《おや? 誰かが飛んでくる気配にゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


 ぱたぱたぱた。


『やいやい、ミストん!』


「あら。

 誰かと思ったら、

 ミーナじゃない。

 どうしたの?

 なにかあったの?

 見れば」


『ヒト種族でいうところの」


『血相を変えて』


「みたいな」


『ただならぬお顔』


「になって、

 すっ飛んできたりして」


『どうしたも、

 こうしたもないのわん!』


「たぁった今の今、

 口にした」


『アレ』


「って誰なのわん?」


『アレレベル』


「って、

 どういう意味なのわん?

 んなにも」


『イオラの森のお姫さま』


「をブジョクするのなら、

 こっちにだって、

 それ相応の覚悟ってもんが」

「ブジョク?

 おかしいわね。

 わたしの記憶ちがいかしら」

 

『アレ』


「が」


『ミーナ』


「だなんて」


『ひとこともいっていない』


「気がしてならないのだけど」


『うっ』


《絶句のミーにゃんに合わせて、つづくのにゃん》


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ