第六百九十五話『お次はウチの番にゃん』
第六百九十五話『お次はウチの番にゃん』
《生涯、勉強? 生涯、チャレンジ? お疲れさまにゃん》
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「だったら」
『生涯、お茶会』
「で勝負、
っていうのはどうかしら?」
「にゃあって。
フィーネ先生にゃん」
「とこちらへフられましても。
ワタクシとは」
『なんの関係もないお話』
「のようですし」
「んまぁ」
《後輩に冷たくあしらわれたもんで、お話を始めるのにゃん》
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「さぁミアン」
『お次はミアンの番なのわん』
「なもんで、
しぃっかりのかり、
と気を引きしめるのわぁん」
「モチ、にゃよ。
——ふにゃ?
にゃあんか——」
『ふわああぁぁんにゃ』
「こ、こ、こ」
「こけっこぉぉにゃん?」
「じゃなくって!」
『こらあっ!』
「いった先から」
『大あくび』
「なんかやらかして、
どうすんのわぁん!」
「と怒られてもにゃあ。
——ふにゃ?
またにゃあんか——」
『ふわああぁぁんにゃ』
「こ、こ、こ」
『こけっこぉぉ!』
「……って」
『はっ!』
「んもう。
ミアンのせいで、
間違えてしまったのわん。
しょうがない。
かくなるうえは」
『イオラの森のお姫さま』
「としての名誉を守るため、
なにがなんでも」
『何事もなかった』
「ような顔で」
『やり直し』
「とさとられぬよう」
『やり直し』
「しなければならないのわん。
なもんでミアン。
それと怪しまれないよう、
も一度、
さっきやったのと、
寸分たりとも違わない」
『大あくび』
「をなにとぞ、
よろしく頼むのわぁん」
「あのにゃあ」
《とにもかくにも『ウチの番』にゃもんで、つづくのにゃん》




