第六百八十七話『危険とはいつも隣(とな)り合わせにゃん⑤』
第六百八十七話『危険とはいつも隣り合わせにゃん⑤』
《賞賛の嵐、としておこうにゃん》
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「ミーにゃん。
ウチ、
ひやひや、
しっ放し、にゃったんよ」
《もちっと暑ければ、ちょうど良かったかもにゃん》
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「ボクもさ。
もっともぉっと」
『枝分かれ』
「の少ないとこ、
選べばよかったのに。
でもたいしたもんだよ。
ちゃあん、
と乗っかったんだから」
《終わり良ければすべて良し、にゃん》
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「確かにね」
『ほめちぎってあげてもいい』
「くらい、
うまくやったって、
わたしも思うわ。
……とはいえ」
『ぐらぐら』
「が今までよりも、
大きく、
長かったのもまた、
歴然たる事実。
そう考えると」
『たまたま運が良かった』
「だけじゃないのかしら」
《『……とはいえ』以降は気にしにゃいでおこうにゃん》
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「ミストぉ」
『運も実力のうち』
「にございますですよぉ。
なぁんとなれば、
ミーナの、いわゆる」
『秘められた力』
「なるモノが、
運を引き寄せ」
『表われた力』
「なるモノ、
すなわち」
『実力』
「と融合。
結果、
彼女を」
『成功へと導いた』
「にございますですから。
はい」
《訂正。『……とはいえ』以降も気にしてもいいかもにゃん》
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「んもう、ミムカんったらぁ。
もちっと、
アタシにも判るように、
話して欲しいのわん。
ねっ、ミアン」
「おそらく、
にゃのにゃけれども」
「うん?」
『運も実力のうち』
「って、
いいたいんじゃにゃあい?」
「……そっかぁ」
『きゃはははっ!』
『にゃはははっ!』
「んなら」
『最初の三行だけ』
「でいいじゃん」
「それもそうにゃん」
「……んなのにぃ」
ぷちっ。
『なぁに長々と、
しちムツカしい、
「ごたく」
並べてんのわん!』
《久しぶりにキレたもんで、つづくのにゃん》




