第六百八十六話『危険とはいつも隣(とな)り合わせにゃん④』
第六百八十六話『危険とはいつも隣り合わせにゃん④』
《んにゃら、ほめるとしようにゃん》
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「ついでに、というか、
オマケに、というか」
『いざフタを開けてみたら、
びぃっくりのくり、
に、
あわわのわ、
だった』
「っていう」
『おっちょこちょいミーナ』
「をも演じてみましたのわん。
……なぁんて、
自ら暴露しなくたって、
みぃんな百も承知、
とは思うんだけどぉ。
んれでもまぁ、
とりあえずは、
ってぇんで暴露して」
『自分で、
わざと難易度を高くした』
「を暗に物語った、
今回の
『新たなる挑戦』
「も」
《『演じて』と、ごまかすあたりがまたにゃんとも》
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「終わってみれば、
ばぁっちしのちし。
アタシながら、
ううん、
アタシだけに」
『なかなか、
うまくやれたのわん』
「なぁんて、
自分で自分をほめるのは、
これくらいにして。
あとは当然」
『誰かに、
ほめてもらうのわぁん!』
《にゃあるほろぉ。ほめられたいのにゃん》
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「とかなんとか、
ネコ恋しくなった眼下には、
……きゃはっ。
いるいるいるのわん。
毎度おなじみの面々が、
ずぅらりのらり、
と、きたもんだ。
んなら、
いつまでも、
ひとりぽっち、
で、ここにいる理由なんて、
これっぽっち、
もないのわん。
なもんで、
早速の速、
こっから降りて、と」
ぱたぱたぱた。
『みんなぁ!
ご覧の通り、
大大大の、
大成功なのわぁん!』
「きたきたきたのにゃん。
にゃら、
こっちにゃって、
いっくにゃよぉっ。
せぇのぉっ!」
『おめでとうにゃあぁん!』
《成功を祝して、つづくのにゃん》




