第六百七十七話『正義にゃん①』
第六百七十七話『正義にゃん①』
《自信がにゃいのが自信にゃん》
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『いついかにゃる事態』
「が起きろうとも、
ウチらのミーにゃんはにゃ」
『正義』
「のお方に、
あらせられるのにゃん」
『うわん!』
「……とはにゃ。
必ずしも、
かぎらにゃいのにゃん」
『ほっ』
「——としてる場合かぁっ、
って自分で自分に、
怒りたいのわん。
んもう。
ミアンったら、
なぁんてこと、
いってくれるのわん。
おかげでこっからは、
『ひそひそ話』
専用の小声でもって、
聞くしかないのわぁん——
ねぇ、ミアン」
「——んにゃら、
ウチも小声にゃん——
にゃんにゃの?」
「そもそも、
の話だけどさ。
アタシが」
『正義』
「なるもんを」
『してた』
「なぁんて事実、
今の今まで、
あったのわん?」
「にゃん?」
「にゃん?
じゃないのわん。
もしも、もしも、よ。
万が一、ううん、
千が一、ううん、
百が一、ううん、
十が一、ううん、
一が一にも」
『してなかった』
「としたら」
「一が一って……。
よぉっぽど」
『自信がにゃい』
「とみえるのにゃん」
ぽっ。
「——まずっ。
不覚にも、
『お顔を赤らめて』
しまったのわん——
う、うっさいのわん」
『あってたまるかなのわん』
《ひねくれもんのフりをするも、実は素直にゃお方にゃんよ》
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『えっへん!』
《にゃあんてミーにゃんが開き直ったもんで、つづくのにゃん》




