表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/100

第六百七十一話『奇跡とくれば愛にゃん⑥』

 第六百七十一話『奇跡とくれば愛にゃん⑥』


いさぎよさがにゃんともうれしいのにゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「んなの、

 考えるまでもなく、

 決まってるじゃん」


《『じゃん』にゃもんで、けっこう投げやりのご様子にゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「誰がなんといおうと、

 ……そう。

 たとえ」


『迷探偵』


「なるもんが」


『天空の村』


「の、どこをどぉ、

 捜し回ろうとも、

 あてはまるのは、

 ただひとり。

 ……そう。

 ——って、

 賢明にも、

 ここぞとばかりに、

『自分』

 を指差しながら——

 アタシアタシ」


『アタシのせい』


「なのわぁん。

 ほかならぬアタシ自身が、

 いってんだもん。

 間違えようもないのわぁん」


《んの潔さに敬意を評して、おでこに肉球を、ぷにっ、にゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「あら。

 だったらミアンちゃん。

 ワタシも」


『ぷにっ』


「を、お願いしようかしら」

「イオラにゃん……。

 にゃあんで」


『出番』


「もにゃいのに、

 のこのこ、

 と現われてんのにゃん?」


 くるりっ。


「ミーにゃん。

 気にしにゃいで、

 お先を続けてにゃん」

「うん。

 いわずもがな、の、

 当然の然に」


『なかったもん』


「として、

 どんどん」


『おしゃべり』


「を進めちゃうのわぁん」

「んにゃ。

 その意気にゃん」


 くるりっ。


「というわけでにゃ。

 イオラにゃん」


『またにゃあ』


「……とかにゃんとか」


『悲しげに去っていくお方』


「を見送った、までは」


『良かった』


「のにゃけれどもぉ。

 にゃあんせ」


『予想外の突発事故』


「にゃったもんで。

 予想外というからには、

 当然にゃがらぁ」


『しまったのにゃん!』


《『イオラにゃんのせい』で、つづくのにゃん》


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ