第六百六十八話『奇跡とくれば愛にゃん③』
第六百六十八話『奇跡とくれば愛にゃん③』
《んにゃら『愛しのおトイレ』にも出てくるのにゃん?》
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「ミアンさん、ミーナさん」
『あなた方のおしゃべり』
「に出てきた」
『よもぎダンゴ畑』
「なるモノもまた」
『奇跡の象徴』
「にほかなりません。
そして」
『奇跡』
「を生み出す力の源は、
いつだって」
『唯一無二』
「ネコはそれを」
『愛』
「と呼びます」
『ふにゃん!』
『うわん!』
《どうやらミリアにゃんのひとり舞台が始まったみたいにゃん》
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『愛』
「とは常に」
『神出鬼没』
「なのです。
それが証拠に」
『さぁおいでください』
「って、
いっくら頼んでも、
ひたすら待ちかまえても」
『なぜ?
どうして、
「おいでいただけない」
のですか?
私のどこが、
「いけない」
っていうのですか?』
「などといった」
『嘆かれるケース』
「がある反面」
『ふとしたはずみ』
「なんかでさえも、
ひょこっ、
と、しかも」
『なんとかドア』
「のように、
どこであろうと例外なく」
『やりましたね。
思ったとおり、
「おいでいただけた」
となりました。
まっ、
当然といえば当然、
ですよね。
自分でいうのも、
なんなのですけど、
私ってどこもかしくも、
「いいとこばっか」
なのですから』
「などといった」
『喜ばれるケース』
「だって、
ざらにあるのですから」
《『なんとかドア』ってにゃん……つづくのにゃん》




